能古島で30種類以上の柑橘を栽培している久保田農園の人気商品が、完熟甘夏を使ったマーマレードです。わたを手作業で取り除き、皮を3回茹でこぼしてから果肉を加えているため、苦味が少なく優しい甘さと香りが特徴です。化学肥料・化学農薬の使用を基準の半分以下に抑え「ふくおかエコ農産物」の認定を受けており、安心・安全な柑橘類を食卓へ届けています。
久保田農園は祖父の代から3世代続く柑橘農家です。40年以上前に祖父が作りはじめた国産ブラッドオレンジは当時から希少で、高級菓子店などで使われてきました。「赤い色と甘く豊かな香りの能古島産ブラッドオレンジを多くの方に知っていただきたい」という想いで始めたのがストレート果汁100%で作ったブラッドオレンジ冷凍ジュース。ハウス栽培で育てているため、柔らかい皮を活かして作ったブラッドオレンジピールも、お菓子作りやおつまみに合うと人気です。苦味や酸味が少なく、ストレートに果実本来の甘味が味わえます。
作業がとにかく丁寧で几帳面と評価されている久保田家の人々。久保田農園では家族が一丸となって柑橘栽培や収穫、加工を行なっています。最も大変な草刈りでは、除草剤を一切使わず、木の周りは手作業で草を取り除くという徹底ぶり。1代目である祖父の代から「化学肥料や化学農薬は出来るだけ使わず、赤ちゃんからお年寄りまで安心して食べられる柑橘類を作りたい」という想いはずっと変わりません。「最近は、能古島で農業をする若い人も増えてきたので、一緒に能古島の農業を盛り上げていきたい。」と久保田家の人々は語ります。