★平成30年2月13日(火曜日) 14時40分~15時10分 西区役所3階大会議室A
参加者:委員22名 行政関係者5名
西区環境活動連絡会議様(以下,連絡会議)は,地域における自主,自律に向けた環境活動を推進するため情報交換を行うとともに,市・区及び各種団体と共働して地域の環境問題の解決を図ることを目的とし活動をされています。
この度,連絡会議から平成29年度第2回総会で「小型家電リサイクル」についての研修をしてほしいとの依頼を受けましたので,廃棄物担当が講師をさせていただきました。研修の内容は,以下のとおりです。
を中心にお話しさせていただきました。
▼今回の研修で使用したスライドの一部
↑ 上の画像クリックで「福岡市環境局 小型家電リサイクルのHP」へ
現在,全国1200以上の自治体が参加し,「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が行われています。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下,東京2020大会)で使用されるメダルを,リサイクルによって使用済み小型家電から集めた金属で作成するというプロジェクトです。
このプロジェクトは,国民がオリンピックに参加できるオリンピック史上初めての試みであるとともに,この東京2020大会をきっかけに,資源の有効利用をより重視する”持続可能な社会”の実現を目指しています。
福岡市も,以前から公共施設やスーパーなどに設置している「小型電子機器回収ボックス(下画像参照)」を活用し,このプロジェクトに参加しています。
研修の中でもお話しさせていただきましたが,小型家電から金・銀・銅・パラジウムなどの貴重な金属を回収するためには,小型家電のみを分別し,回収しなければいけません。福岡市の「燃えないごみ」の中には,金・銀・銅・パラジウム等の貴重な金属の回収が見込める小型家電が多く排出されています。
★廃棄物担当の「家庭系不燃ごみ中の小型電子機器等排出状況」に関する調査結果はこちら
小型家電が「燃えないごみ」として排出されると,鉄・アルミニウムの一部は回収できますが,それ以外の金属は,埋立場に埋められてしまいます。みなさま,限りある資源を大切に,また循環して使うために,使用済みの小型家電は「回収ボックス」に投入していただきますよう,ご協力をお願いします。
※今回の研修の最後にいただいた質問を,ページの最後に載せています。
手元に資料がなく口頭での回答であったので,関連のホームページをリンクさせていただきました。
ご参照ください。
家庭ごみルールブックに記載していますが,福岡市では,小型家電リサイクル法の認定事業者による宅急便による有料回収を行っています。(パソコンを含む回収は1箱のみ無料)
現在の福岡市の回収ボックスの投入口の大きさは 25cm×8.5cm で,この投入口に入る使用済み小型家電を回収対象としています。このサイズの小型家電には,携帯電話やデジタルカメラなど有用金属の含有量が高く資源価値の高いものが多いからです。回収ボックスの設置スペースや収集運搬コスト,リサイクルコストを考慮して,小型家電リサイクルを費用的にもエネルギー的にも負担を少なく効率的に行うため現在この大きさにしています。
福岡市の家庭ごみルールでは,「燃えないごみ」のごみ袋に入る大きさで,片手で持ち上げられ,ごみ袋が破けない重さのものであれば,燃えないごみとして出すことができます。これより大きなものは,福岡市粗大ごみ処理券を購入し「粗大ごみ」として出してもらうことになります。また,有料になりますが,宅配便による回収もできます.くわしくは下記ホームページをご参照ください。
西区環境活動連絡会委員のみなさま,
今後とも本市環境行政へのご協力よろしくお願いいたします。