PRTR制度(Pollutant Release and Transfer Register:化学物質排出・移動量届出制度)とは、有害なおそれがある化学物質が、どのようなところから、どれくらい環境中に排出されたかというデータを集計する仕組みです。
リストアップされた化学物質を製造したり使用したりしている対象の事業者は、環境中に排出した量と、事業所の外へ移動させた量を、年に1回届け出ます。届出があったデータは、国が集計し、同時に家庭や農地、自動車などから環境中に排出されている化学物質の量も推計して、2つのデータをあわせて発表しています。
PRTR制度によって、どんな化学物質が、どこから、どれだけ排出されているかを知ることができるのです。また、このデータがきちんと集計され公表されることによって、事業者が自らの排出量を把握し、適正に管理していくことにつながっていきます。
※事業所別のデータは国のホームページ上で公表されています。
PRTR制度では、環境に出された化学物質の種類やその量を知ることができます。しかし、種類や量だけでは人の健康や生態系にどのような影響があるかを知ることはできません。人の健康や生態系への影響については、PRTRのデータだけではなく、化学物質の害の強さや、その物質が環境のどこにどれだけあるのか、どれくらい残りやすいかといった、さまざまなこととあわせて考えることが必要です。くらしの中の化学物質について、考えてみましょう。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/k-hozen/life/kankyohozen/chemicalinhome.html
申し込み方法等、詳しくは「福岡市出前講座」のページをご覧ください。
http://www.env.go.jp/chemi/communication/guide/index.html
一定の基準に合致する事業場は、個別事業所ごとに化学物質の環境への排出量・移動量を把握し、都道府県(福岡市内の事業所は福岡市)経由で国に届け出なければなりません。以下の内容にご注意のうえ届出をお願いいたします。届出に関する詳細は届出に関するページをご覧ください。