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更新日: 2019年7月12日

外来生物法について

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」 平成17年6月1日施行

平成29年7月,特定外来生物ヒアリが福岡市において確認されました。
ヒアリに刺されると強い痛みを伴い,アレルギー症状がひどくなると重症化することもあります。発見しても,さわらないようにしてください。


ヒアリの写真(写真提供環境省)

  • (1) ヒアリの特徴
    • ・カラダは赤褐色で腹部が黒っぽい赤色                                       
    • ・体長2.5mm~6.0mm,腹部に毒針                                       
    • ・ドーム状の大きなアリ塚を土で作る
  • (2)見分け方
    • ・赤っぽくツヤツヤしている。腹部の色は暗め                                       
    • ・アリの大きさが2.5mm~6.0mmと連続的な変異

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第一章:ヒアリの特徴
https://youtu.be/KAKKbN1GoCE?list=PL3Z99vf5yrhxuNc4P8yhMeOIWy7uaZGbG

第二章:コンテナ開封時におけるヒアリの点検方法
https://youtu.be/lm_PDLn-1tw?list=PL3Z99vf5yrhxuNc4P8yhMeOIWy7uaZGbG

第三章:ヒアリかな?と思ったら
https://youtu.be/vxU7UZSwi5U?list=PL3Z99vf5yrhxuNc4P8yhMeOIWy7uaZGbG


コンテナ開封時におけるチェックリスト ダウンロードはこちら  (44kbyte)pdf

参考:・環境省ホームページ「特定外来生物ヒアリに関する情報」,「特定外来生物の解説(ヒアリ)

   ・環境省ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110
     受付曜日:(7月~9月)毎日
          (10月~3月)月・水・金(※12月29日から1月3日は除く)
     受付時間:午前9時から午後5時まで
     (一部機種では利用できないため、その場合は 06-7634-7300 )




1 外来生物法の概要

(1)目的

もともといなかった国や地域に,人間の活動によって持ち込まれた生きものを外来生物といいます。
外来生物法は,「特定外来生物」による生態系,人の生命・身体,農林水産業への被害を防止することを目的としています。


<特定外来生物とは>

外来生物(海外起源)であって,生態系,人の生命・身体,農林水産業への被害を及ぼすもの,又は及ぼすおそれがあるものの中から,環境省が指定したもの。平成30年4月1日現在,148種類が指定されている。
※環境省ホームページ「特定外来生物等一覧」をご覧ください。



(2)規制

特定外来生物に指定されたものについては,以下のようなことが原則禁止されます。

  • 飼育,栽培,保管および運搬
  • 輸入
  • 野外へ放つ,植える及びまくこと など

詳しくは,環境省ホームページ「外来生物法の概要」をご覧ください。



(3)罰則

特定外来生物は,たとえば野外に放たれて定着してしまった場合,人の生命・身体,農林水産業,
生態系にとても大きな影響を与える可能性があるため,内容によっては厳しい罰則が課せられます。

最高: 個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金 / 法人の場合1億円以下の罰金

詳しくは環境省ホームページ「外来生物法の概要」をご覧ください。




2 福岡市で確認されている特定外来生物

福岡市の調査ではこれまで(令和元年6月現在),以下の特定外来生物が確認されています。

外来生物一覧
分類 名称 写真 備考
哺乳類アライグマアライグマの写真ペットとして飼育されていた個体が逃げ出したり捨てられたりして国内に定着し,各地で農業被害や生活被害が発生している。

※詳細は「特定外来生物アライグマについて」をご覧ください。

写真提供:環境省
両生類ウシガエルウシガエルの写真食用として各地で放逐され,国内に広く定着している。
大型できわめて捕食性が強く,口に入る大きさであれば,ほとんどの動物がエサとなる。
鳥類ソウシチョウソウシチョウの写真飼育が容易で,姿が美しく,声がきれいなため,多数の個体が飼育された。また,伝統的な化粧製品であるウグイスの糞粉の代替品として飼育されていた。それらの個体が逸出したり大量に放たれたりして野生化したとされる。
本種と生息環境が類似するウグイスなどの鳥類や,捕食される小動物等への影響が懸念される。

写真提供:環境省
鳥類ガビチョウガビチョウの写真飼育個体の逃亡や故意の放出が野外への定着の主因である。羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。
今後,個体数が増加すれば,在来種を駆逐する恐れがある。

写真提供:環境省
魚類カダヤシカダヤシの写真ボウフラ(蚊の幼虫)退治のため各地に放流され,定着している。各地でメダカと競合し,駆逐している。
メダカに似ているが,尾ひれが丸く,シリビレの基部(下部後方にあるヒレ)が短い。
メダカの写真(メダカ:絶滅危惧種)

写真(カダヤシ)提供:福岡県保健環境研究所
魚類ブルーギルブルーギルの写真釣り魚や観賞魚として持ち込まれ,各地の湖沼やため池,堀などに侵入・定着し,優先魚種の1種になっている。
雑食性で様々な生物を捕食し,生態系の影響や,漁業被害の可能性も示唆されている。
魚類オオクチバスオオクチバスの写真コクチバスとあわせ,通称ブラックバスと呼ばれる。
釣魚として人気種であり,各地で意図的な放流が行なわれてきた可能性も指摘されている。一部の観賞魚店では販売もされていた。
オオクチバスが定着・急増した湖沼やため池では,捕食や競争により在来種にさまざまな影響を及ぼしている。
クモ類セアカゴケグモセアカゴケグモの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
メスには毒がある。
※詳細は「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!」をご覧ください。
クモ類ハイイロゴケグモハイイロゴケグモの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
メスには毒がある。
※詳細は「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!」をご覧ください。

写真提供:環境省
サソリ類キョクトウサソリ科キョクトウサソリ科写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
尾端に毒針がある。
※詳細は「特定外来生物の解説(環境省ホームページ)」をご覧ください。
昆虫類ヒアリひありの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
腹部に毒針がある。

写真提供:環境省
昆虫類アカカミアリアカカミアリ貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
腹部に毒針がある。
ヒアリと同様に,刺されると強い痛みを伴い,アレルギー症状がひどくなると重症化することがある。

参考
・特定外来生物の解説(環境省ホームページ)
・環境省ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110

植物オオキンケイギクオオキンケイギクの写真観賞用や緑化のために持ち込まれた。強靭なため,一度定着すると在来の野草を駆逐してしまう。

写真提供:環境省
植物オオフサモオオフサモの写真1920年頃にドイツ人が持参し,野生化した。
抽水植物(根は水底の土壌中にあり,茎や葉の一部が水面上で育成)で,湖沼・河川・池・水路などの浅水中に群生する。大繁茂し,水流を妨げたり,在来種と競争して駆逐したりするとされている。

写真提供:環境省
植物ボタンウキクサボタンウキクサの写真観賞魚の浮き草等として熱帯魚店,ペットショップ,園芸店,ホームセンターなどで広く流通・販売があった。
浮遊性の水草で,水面を覆い尽くし,水中の光や酸素不足から他の植物や魚介類への影響が指摘されている。水路の通水障害も引き起こす。

写真提供:環境省
植物アレチウリアレチウリの写真輸入大豆に種子が混入していたためとされる。近年は輸入飼育用の穀物に混入し,全国の飼料畑や河川敷で多くみられる。
全国で大繁茂し,河原の固有種との競合や駆逐のおそれがある。

※福岡市では,平成18年度の調査で一度発見されているが,平成23年度の調査では発見されず,定着状況は不明

写真提供:環境省
植物ブラジルチドメグサブラジルチドメグサの写真魚の飼育用や観賞用として輸入され,ペットショップやインターネット上で市販されていた。
泥に根を張って生活するとともに,水面を浮遊して分布を拡大する。水面を覆い尽くし,水中の光や酸素不足から他の植物や水生生物への影響のおそれが指摘されている。
植物ナルトサワギク
ナルトサワギクの写真開花期はほぼ一年中であり成長段階の早い時期でも開花結実する。
急速に分布を拡大し,在来種と競合するおそれがある。
アルカロイドの一種であるセネシオニンやセネシオフィリンなどを含むため,家畜等の草食動物に対して有毒である。

注)現地調査等により確認されたものを記載しています。これらの種すべてが定着しているとは限りません。


3 人への危害の可能性のある国内の特定外来生物

以下の特定外来生物が疑われる場合は,
触らない,刺激しない,安全を確保してください!


被害にあった場合の救急医療機関についてはこちら

福岡市で確認されたことのある特定外来生物一覧(再掲)
クモ類セアカゴケグモセアカゴケグモの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
メスには毒がある。
※詳細は「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!」をご覧ください。
クモ類ハイイロゴケグモハイイロゴケグモの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
メスには毒がある。
※詳細は「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!」をご覧ください。

写真提供:環境省
サソリ類キョクトウサソリ科キョクトウサソリ科写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
尾端に毒針がある。
※詳細は「特定外来生物の解説(環境省ホームページ)」をご覧ください。
昆虫類ヒアリひありの写真貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
腹部に毒針がある。

写真提供:環境省
昆虫類アカカミアリアカカミアリの画像貨物や資材にまぎれて持ち込まれたと考えられる。
腹部に毒針がある。
ヒアリと同様に,刺されると強い痛みを伴い,アレルギー症状がひどくなると重症化することがある。

参考
・特定外来生物の解説(環境省ホームページ)
・環境省ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110

写真提供:環境省




福岡市未確認(国内確認あり)の特定外来生物一覧
分類 名称 写真 備考
は虫類カミツキガメカミツキガメの画像以前はペット用に輸入されており,安価で販売されていた。飼育個体が大型に成長し攻撃的になるため,故意に放出され野生化したとされる。
最大の甲羅の長さは約 50cm,重さは約34kgと大型になる。長い首を伸ばし,素早い動きでかみつく。

参考
・特定外来生物の解説(環境省ホームページ)
・カミツキガメ注意喚起チラシ(環境省中部地方環境事務所)

写真提供:環境省
昆虫類ツマアカスズメバチツマアカスズメバチの画像全体的に黒っぽく,腹部先端部がオレンジ色,脚の先が黄色である。大きさは,女王バチ30mm,働きバチ20mm前後。在来のスズメバチよりも大きな巣を,樹木の高い位置につくる。
毒の強さ,毒針の貫通力などはキイロスズメバチ(日本の広い範囲に分布)と同レベルと言われている。

参考
・特定外来生物の解説(環境省ホームページ)
・ツマアカスズメバチ注意喚起チラシ(環境省)

写真提供:環境省
昆虫類クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリの画像
貨物や木製梱包材にまぎれて侵入したとされる。
体長は22~38mmで,首は赤く体全体が光沢のある黒色。サクラ,ウメ,カキ,モモ,ポプラなどの樹木に寄生して枯死の原因となり,落枝や倒木により人に危害が及ぶことがある。
幼虫が入り込んだ樹木の根本からは,フラスと呼ばれる木屑とフンの混合物が大量に排出される。

参考
・クビアカツヤカミキリ注意喚起チラシ(環境省)
・侵入生物データベース(国立環境研究所ホームページ)

写真提供:環境省


~生態系被害防止外来種リストについて~

生態系被害防止外来種リストとは,外来種について日本における侵略性を評価し,生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種をリスト化したものです。特定外来生物に指定されている生物を含め429種類が指定されています。「総合対策外来種(310種類)」「産業管理外来種(18種類)」「定着予防外来種(101種類)」のカテゴリに分類されています。特定外来生物以外の掲載種については,外来生物法の規制はないものの,生態系に悪影響を及ぼすおそれがあるため,取り扱いには注意が必要です。例)ミドリガメ,アメリカザリガニなど
※「生態系被害防止外来種リスト(環境省ホームページ)」をご覧ください。

※生態系被害防止外来種リストの策定により「要注意外来生物リスト(環境省ホームページ)」は発展的に解消されました。




4 外来生物の被害を予防するために

環境省では,侵略的な外来生物による被害を未然に防ぐため,被害予防の3原則を提唱しています。

  1. 入れない 
    悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
  2. 捨てない 
    飼っている外来生物を野外に捨てない
  3. 拡げない 
    野外にすでにいる外来生物は,他地域に拡げない

<ペットを飼う前に>

駆除されている外来生物の中には,もともと人間の都合でペットとして連れて来られ,飼いきれなくなって捨てられたものもいます。ペットを飼い始めたら最後まで面倒を見ましょう。ペットも私たちと同じ命ある生きものです。ペットが一生を終えるその時まで,責任を持って一緒に暮らしてあげて下さい。
ペットを飼う前には,以下のような点についてよく調べておきましょう。

  • どのくらいの大きさになるのか
  • どのくらい生きるのか
  • 気性が荒くなったりしないか など



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