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更新日: 2011年3月9日

環境生物 Q&A

ここでは、主に川の中の小さな生き物たちについての質問にお答えします。

Q1.福岡の川にはどんな生き物がいるの?

A1.川の中にはいろんな生き物がそれぞれに適した場所に住んでいます。水面にはミズスマシやアメンボが泳いでいますし、川底の石や泥の表面にはカワニナ、タニシなどの巻き貝がはいまわっています。
砂や泥の中にもシジミやドブガイ、イシガイなどの二枚貝のほか、ユスリカやイトミミズが生息しています。

Q2.川の生き物を調べると何がわかるの?

A2.水の中は、川の上流・中流・下流・池などの場所によって、流速・水温・水質・底質などの環境条件が異なります。水環境が違えばそこに生息する生き物の種類も変わってきます。
たとえば、水が汚れてくるときれいな水を好む種類が減って、汚れた水でも生活できる種類に変わってきます。水質などの状態を私たちに教えてくれる生き物を指標生物とよび、環境をはかる良いものさしになります。

水質と指標生物の関係
水質 指標生物
きれいな水カワゲラ、ヘビトンボ、ブユ、ヒラタカゲロウ アミカ、ナガレトビケラ、ウズムシ、サワガニ等
少し汚い水コガタシマトビケラ、オオシマトビケラ、スジエビ、ヒラタドロムシ、カワニナ、イシマキガイ(※)、ヤマトシジミ(※) 等
汚い水ミズカマキリ、ニホンドロソコエビ(※)、タイコウチ、タニシ、ミズムシ、ヒル、イソコツブムシ(※) 等
大変汚い水セスジユスリカ、サカマキガイ、チョウバエ、エラミミズ、アメリカザリガニ 等

注意: (※)のついている生物は海水の少し混ざっている汽水域の生物であり、内陸部には生息しません。