環境科学課の仕事の内容を紹介します!
福岡市内を流れる河川や博多湾など水環境中の人の健康や生態系に影響を与える微量化学物質の調査・研究を行っています。
福岡市内を流れる河川及び博多湾の水質や底質中に含まれる微量化学物質などの化学物質を分析しています。
依頼を受けた水のpH、色度、濁度、TOC※、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、硬度、塩化物イオンなどの分析をしています。受付は、各区の保健福祉センター(保健所)で行っています。
市内いろいろな場所の地下水のVOC※などの化学物質を分析しています。
事業場から出る排水に含まれるVOC、金属などの化学物質を分析しています。
「川で魚が死んでいる」、「川に油が浮いている」、「川の水に色がついている」などの通報があると、安全性の確認や原因究明の一助として、状況に応じた検査を行います。
※TOCとは
全有機炭素(Total Organic Carbon)の略称で、水中の酸化されうる有機物の全量を炭素の量で示したもの。
※VOCとは
揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称。
博多湾や市内河川の生態系に関する調査・研究を行っています。
工場などの排水のpH、窒素、リン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、アンモニア性窒素、シアン化合物、BOD※、
COD※などの分析をしています。
トイレや台所から流れる水を微生物の働きできれいにする浄化槽の排水について、pH、透視度、BOD※、塩化物イオンなどの分析をしています。
遊泳用プールのpH、濁度、過マンガン酸カリウム消費量※などの分析をしています。
※BODとは
生物化学的酸素要求量(Biochemical oxygen demand)の略称。水中の有機物を微生物が酸化するのに必要な酸素の量で、有機物量の指標。
※CODとは
化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand)の略称。水中の有機物を化学的に酸化するのに必要な酸素の量で、有機物量の指標。
※過マンガン酸カリウム消費量とは
有機物によって消費される過マンガン酸カリウムの量であり、水中の有機物量の指標。
微小粒子状物質(PM2.5)など広域的な大気環境問題について、国や他の自治体とともに調査・研究に取り組んでいます。
空気中に含まれる揮発性有機化合物などの有害大気汚染物質や、オゾン層を破壊するフロン類を測定しています。
身近な環境に影響を与える酸性雨について、市内に降ってくる雨の酸性度や、雨の成分を分析しています。
悪臭防止法に定められた特定悪臭物質を測定しています。
長期間吸い込むと呼吸器などの健康に影響を与えるアスベストについて、空気中の濃度を測定しています。