こんにちは、福岡市民防災センターのオンライン来館へようこそ!
福岡市民防災センターで普段行っている体験とお話をこのページで学んでいただけると幸いです。
それではさっそく「震度7」の揺れを体験してみましょう!
↓【現役消防士が教える】地震から命を守る正しい方法 ~ONLINE来館 地震編~(約9分)
動画でも説明しておりますが、振り返っていきたいと思います。
地震から命を守るためには、「今できること」があります。
「やっておけばよかった!」と後悔する前に「今」準備しておきましょう!
今やっておくことは、主に次の3つです。
まず一つ目は、「家具の固定」です。
家にいる人は、見まわしてください。
背の高い家具ありませんか?
自分や家族が寝るところに大きな棚や倒れてきて危ないものはありませんか?
L字金具を使って固定する場合は、壁に固定しますが、壁は石膏ボードで作られていることが多く、しっかりと固定するためには、下地材の間柱にねじを打たなければなりませんが、そのためには、下地を探さなければなりません。
手でたたいて音で確認できる場合はよいですが、難しい場合は、道具を使いましょう。
下地を探す専用の道具は2タイプあります。
・壁に針をさして探すタイプ
・センサー感知で探すタイプ
●突っ張り棒(ポール式耐震器具)は、地震の揺れの方向や規模によっては外れてしまうことがあります。
ストッパー式耐震器具と必ず併用し、耐震効果を高めましょう。
●和室で使用する場合、気の天井の強度が十分でない場合があるため、天井と家具の天板にそれぞれ1まいずつ板を挟んで固定しましょう。
●手前や中央部に設置してしまうと十分な耐震効果が得られないため、なるべく壁側に設置しましょう。
●観音開きの食器棚は、扉が開かないように止め金を付けたり、ガラス飛散防止フィルムを張ったりしてガラスや食器が飛び散らないようにしましょう。
固定の方法については、こちらのハンドブックを参考に見てみてください。
【注意!】
ちなみに、家具の固定を行う場合は、固定したい家具と天井との距離や固定したい家具の後ろに柱や壁があるか?など事前に調べておきましょう!
事前に調べておかないと、ホームセンターなどに購入に行ってもサイズなどで迷ってしまうことになります。
避難生活の準備をするためには、まず、ライフラインが止まるということをイメージしなければなりません。
電気、ガス、水道、通信が止まっていると仮定して、生活を考えてみてください。どの程度止まるのでしょうか?
実際、東日本大震災の時、復旧に要した時間は、電気が約1週間、水道が約3週間、ガスが約1か月です。
普段と同じようには生活できません。
しかし、できる限り普段の生活に近づける準備をしておくことで、避難生活のストレスを軽減することができます。
まず、コチラのリストを活用して、そろっているかチェックしてみましょう。
●持ち出し品は、最低限背負える程度まで。
●備蓄品は、家に置いておくもの。
また、このリストだけでなく、自分や家族に合ったものを自分で考えて準備することが必要です。
みなさん、動画でも説明しました、
地震の後には火災が起きます。
もちろん、ガス漏洩による火災も起きていますが、東日本大震災では、半数以上が電気による火災だったのです。
みなさんは、地震が起きた後、
1 ガスの元栓を閉める。
2 電気のブレーカーを切る。
この2つをしなければなりません。
しかし、地震発生後、停電しているため、2の「ブレーカーを切る」というのを忘れてしまいそうじゃないですか?
なので、感震ブレーカーの設置をしましょう。
感震ブレーカーがあれば、地震の時、自動でブレーカーを切ってくれます。
感震ブレーカーには、
などの種類があるので、自分に合ったものを取り付けましょう。
特に(4)簡易タイプは、鉄球をブレーカーのレバーに括りつけるだけのものなので、価格も他に比べやすく、導入しやすいのではないかと思います。
福岡市では、市民の皆様向けに下記の出前講座等を行っております。
風水害対策、火災、地震、救急など聞いてみたい!と思われましたら、下記のリンクをご覧ください。
◆福岡市の出前講座
◆福岡市消防局の消防出前講習
◆救命講習(修了証などを取得)