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更新日:2024年8月20日

市長会見|市長のオフィス

8月19日市長会見

発表内容

  • Park-PFI制度を活用した魅力あふれる2公園が誕生!(住宅都市局Park-PFI推進課) ※配布資料 (3,055kbyte)pdf
  • ~フライデー・ナイト・トレインがかえってきた~毎週金曜の終電を延長します!(交通局運転課) ※配布資料 (802kbyte)pdf

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発言・質疑要旨

Park-PFI制度を活用した魅力あふれる2公園が誕生!(住宅都市局Park-PFI推進課)

市長
 おはようございます。おはようございます。よろしくお願いします。

記者
 おはようございます。今月、幹事社のKBCです。よろしくお願いします。
まず、市長のほうから発表案件をお願いします。

市長
 はい、分かりました。
 香椎浜北公園と長垂海浜公園が民間の力を使って新しく生まれ変わります。【フリップ1 (253kbyte)】こちらイメージ図出ているのですが、詳しくお伝えしますね。これは民間の力を使うというのは、Park-PFIといいまして、整備を民間がしていただくという、行政がするんじゃなくて民間にしていただくということで、より皆さんにとって使いやすい、すてきな公園に生まれ変わることができるんですよね。このPark-PFIというやり方を使って、公園を生まれ変わらせる。これ、既にですね、第1弾は中洲の清流公園ですね、キャナルの前の。あの清流公園、それから明治公園、東平尾公園ということで、今、既にこの三つの公園についてはオープンに向けて取り組み、進んでいるところでございます。今回その第2弾として、香椎浜北公園とそして長垂海浜公園の二つになるということでございまして、その優先交渉権者が決まったということで、どういう公園に生まれ変わるのかという特徴をご紹介したいと思います。
 こちらのモニター見ていただきたいんですが、これがそのイメージになっております。【モニター1 (137kbyte)】ちょうど海と都市高速というのが同時に見えるような場所なんですけどもね。ここで、海辺にカフェレストランなどが入居をする木造の建築物が造られて、海を眺められる開放的なオープンテラスが設けられます。そのオープンテラスにつながる大きな階段、見えるかと思うんですが、この階段というのはですね、デッキでイベントをするときの観客席としても利用できて、普段は海を眺めながら誰もがくつろげる憩いの空間となります。
 それから夜なんですが、夜はこうなります。【モニター2 (119kbyte)】現時点では光が全然ないんで、夜になるともう真っ暗になるだけだったんですが、これは夜間も10時まで営業しているということは、営業中はお店の明かりが外にも当然漏れるわけですので、安心して夜景を楽しむこともできるということでございます。
 続いて、長垂海浜公園にいきます。このようになります。【モニター3 (194kbyte)】ここももうロケーションとしてはもうめちゃくちゃ良くて、私もここからの景色大好きなんですけれども、こちらも今津湾、能古島を一望できますけれども、緑、海そして砂浜を楽しめる最高のロケーション。ここにオーシャンビューを楽しめるレストランですとか、テイクアウトもできます最大6店舗の飲食店が入る平屋建ての建物を設けるほかですね、誰もが自由に使用できるオープンスペースをつくるということで、思わず立ち寄りたくなるような空間になってくれそうな予感がします。
 それから、こちら。【モニター4 (119kbyte)】これはルーフトップテラスでございまして、地上から5メートルの視点で海を眺めながら、圧倒的な解放感の中でお食事ができるというような場所で、海辺という特性を活かした特別な空間を創出をしてくれるということでございます。
 ということで、今回ご紹介をした公園については、どちらも博多湾に面した海辺という立地を活かした素晴らしい提案をいただきました。大変ワクワクしますけれども、具体的なこれから計画整備を進めて、2年後の令和8年の春から順次オープンをする予定でございますので、お楽しみにされてください。


~フライデー・ナイト・トレインがかえってきた~毎週金曜の終電を延長します!(交通局運転課)

市長 
 では、続いての発表にいきます。福岡市地下鉄では、金曜の終電の時間を最大35分遅くまで営業したいと思います。【フリップ2 (420kbyte)】「フライデー・ナイト・トレイン復活」ということでございますけれども、地下鉄なんですが、七隈線の延伸開業それからインバウンド客の需要の高まりもあってですね、現在一日50万人を超える皆さんにご利用をいただいています。こうした中で、さらに地下鉄が便利になるようにですね、毎週金曜日の終電の時間を35分遅くまで運行したいと思います。
 「フライデー・ナイト・トレイン」という言い方をしますけれども、これは実は平成25年から令和元年度まで、12月限定で金曜日に運行していたんですが、5年ぶりの復活となる今回はさらに拡大をしてですね、今週末から毎週金曜の夜は地下鉄を35分遅くまで運行するということになります。ですから、これちょっとイメージわきやすいように、天神発の時間をこれ書いているんですけれども、現在、空港線でいくと、天神から姪浜に行こうとすると、最終電車が12時12分ですね、0時12分だったんですが、これを12時(0時)47分まで運行するということになるわけです。同じく七隈線でいくと、例えば、天神南から乗って橋本のほうに行く最終電車というのが0時17分発だったんですが、20分延長して0時35分発ということになります。そのほか各方面の終電の時刻も10分から30分延長ということになります。特に戻ってくる中で、この金曜日のこの一番最終の時間帯というのが、一番利用者も多くてというようなこともあってですね、こうした事情も勘案しながら延ばしていくという判断をしたわけでございます。引き続き、福岡市地下鉄、ご利用いただければと思います。
 はい、私からは以上です。


質疑要旨

記者
 すみません、幹事社のほうから幾つか。まず、「フライデー・ナイト・トレイン」についてなんですけど、これは天神発だと、たぶん2本分増えるとは思うんですけど、このあえて2本分増えるということで期待したいこととか、改めてちょっとお伺いできればなと思っております。

市長
 そうですね、コロナ中ってもう早く帰れというような感じの流れがあったと思うんですけど、もうお客さんが相当帰ってきていただいて、実際、遅くまで皆さんと交流をしていただけるというか、街で皆さん飲食を楽しんだりとかですね、いろんな形で利用する方も多くなったという、ニーズにしっかり応えていくということで、終電の時間をバタバタ気にせずにですね、もうひと楽しみしていただければと思います。

記者
 ちなみにこれは今週末から始まると思うんですけども、これは期間をこの間までは12月だけだったと思うんですけど、これはもう今後ずっと毎週金曜日は、という認識で大丈夫でしょうか。

市長
 はい、おっしゃるとおりです。

記者
 それとPark-PFIのほうなんですけど、あらためてちょっと、今回、海辺の公園を2ヵ所というところなんですけど、あらためてそれぞれの公園の特徴というか、注目ポイントを市長のほうからお伺いできますか。

市長
 はい、分かりました。
 まず、これ香椎浜北公園なんですけども、やっぱり海が見えるという、そのシチュエーションを利用して気軽に立ち寄って、何かちょっとゆっくりしたいなあなんていうときってあると思うんですが、現時点では、本当にここって芝だけで何もないというような状況になっている。そしてまた夜になると、もう真っ暗になってしまうと。とにかく都市高があるんで、都市高の下ってちょっとやっぱり陰になったりってあるじゃないですか。そんな中で、こういった夜10時までレストランをオープンをするような形になるので、非常にそういう意味ではにぎわいも生まれますし、人と明かりがあるということは安心感もきっと広がると思いますし、また、1人であっても複数であっても、このような場所に来て海を見ながら楽しんでもらえたりとか、もしくは、ここでイベントなども開催できますんで、こういったやっぱり福岡って、せっかく海に開かれたまちであるにもかかわらず、これまで海と川に背を向けたまちのつくりをしていたんですよね。これをウォーターフロントネクストを使ったり、いろんな形で川に開かれた、海に開かれたまちということで、この水を活かしたまちづくりを進めているわけですけども、今回もこういった形で、本当に福岡って海近いよねというような形で、こういった景色を楽しみながら、お楽しみいただければと思います。
 それから、この長垂海浜公園も実はこれまで駐車場がなかったんですよね。それを今回駐車場もしっかり整備をされて、本当に能古島、今津湾というのがもう思いっきり前に見ることができる、すごくいい景色の中で楽しむことができるようになるのは、これはだからもう駐車場がないということは地元の方か、もしくはよっぽど遠くに車を置いてくるとかですね、公共交通で来るみたいなことしかできなかったんですけども、ここに駐車場を整備する、そしてそれをPark-PFIという形で民間の力を使って実現をするということですから、多くの方にこの福岡の宝であるこういった景色をですね、楽しんでいただける場になってくれると期待をしています。

記者
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。
その他、いらっしゃいませんか。

市長
 なんかちょっと…さらにちなみになんですけどね、福岡って政令市で、これだけいわゆる都会的な機能を持ちながらも自然が近いのが魅力ってよく言うんですけど、皆さん、とはいえ海なんて、日本なんて島国だし、どこ行ってもまあまああるよねと。海があることをそんなに自慢しなくていいんじゃないと思うかもしれないんですけど、海はあっても砂浜があるところがないんですよ。普通、例えば、どこでもいいんですけど、都会って港として整備されたところとかはあっても、海岸、砂浜があって、そこにきれいな水があって泳げるみたいな、そういうところってそんなに多いわけじゃないんですよ。長垂海浜公園とかも海、すごいきれいですからね。こういった場所が都心にいながら、この自然を、体感を思いっきりできるっていうことってすごい宝だと思うので、まさに人と環境と都市活力という点でいくと、なんか我々は見慣れて当たり前なんですけど、都心で海岸があって、その水がすごいきれいっていう場所なんて、すごい貴重なんだよっていう、それがある意味可視化されて、魅力というところを多くの方に知っていただけたらいいなというのも個人的には思っています。

記者
 ありがとうございます。発表案件で各社さん何かありませんか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 時事通信の舟木です。よろしくお願いします。
 今の公園のところで、海水浴場としての活用もあり得るんですか、ここは。

市長
 はい、どうぞ。

事務局(住宅都市局)
 住宅都市局Park-PFI推進課長です。
 海については、港湾管理者のほうの管理になっておりまして、公園区域から外れておりますけども、自己判断の中でですね、泳いでいただくという形になるかと思います。公園区域からは一応外れた海岸にはなっております。
 以上でございます。

記者
 ちょっと話、そもそものところに戻るのかもしれませんけれども、Park-PFI制度の活用する意義とかですね、市とか市民にとってのメリットというのをあらためてお願いしたいんですが。

市長
 はい、分かりました。
公園の整備というところをどういう形で整備を進めていくかというときに、その整備費用、それからデザインだとか用途、こうしたものがどうすれば市民にとって一番便利になって、そしてこれは市としてもいかに税金を使わずに、すてきな公園に仕上げていくか。そしてその後の維持管理というところもしっかりできるかという、これを一つ、解決する解決策の一つがPark-PFIというものになります。これは、整備をする費用というものは税金で出すのではなくて、民間のお金で整備をしてもらいます。かつ、その公募のときにその後の例えばトイレとかですね、こういったものの管理も含めてやってもらうということを条件に公募をしてもらいます。民間施設というのはここで営業ができる、ここに要するに収益施設をつくるということで、そこで要するに上がった収益の中から公共的に使えるトイレだとか、こうしたものも整備をしていただいたり、清掃をしていただくということで、そういった意味でデザイン性、機能、それから市としての市民の税金をいかにかけずに、そして今後も維持管理がしっかりできるかという、これができるというのがPark-PFIのいいところだと思っています。

記者
 今回で5ヵ所ということで。

市長
 そうですね。

記者
 今後、さらに活用していくかとか、将来的にその制度を使った何か考えがあったらお願いします。

市長
 今、言ったようなPark-PFIのいいところがあると思うんですが、その良さを活かすためには、やっぱり応募者が多いところがいいと思うんですよね。皆さんがここを活用したいというところで、より良い事業者の方にやっていただきたいと思っていますので、そういう意味では民間のヒアリングなどをしながら、やっぱりニーズが高い、Park-PFIをしたときにしっかり手を挙げてもらえるような公園というものを今後も丁寧に選定をしていきながらですね、今後とも第3弾という形で打ち出しができればと思っています。

記者
 ありがとうございます。

記者
 その他、いらっしゃいますか。
 発表案件以外である方、挙手をお願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 NHKの安藤です。よろしくお願いします。
すみません、発表案件のほうで地下鉄の、ちょっといいでしょうか。

市長
 ああ、はい。どうぞ。

記者
 金曜日以外の曜日については、今後検討していく可能性とかあるんでしょうか。

市長
 現時点では、金曜の最終のこの時間帯が一番ニーズが高くて、通常よりも2割(正しくは、6割)ぐらいかな、乗る人が多いんですよね。なので、費用対効果も含めてこの時間帯の延長ということになります。平日については、今後そうしたニーズがあれば、そうしたこともまた検討するかもしれないということになります。現時点では金曜日ということになります。

記者
 承知しました。

市長
 はい。

記者
 その他各社さん、ありますか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の原です。よろしくお願いします。
すみません、少し話が大分変わるんですけど、岸田首相が総裁選にもう出ないといったことを会見で話されました。市長としてはどういうふうに受け止めたかというのを、ちょっと一言お願いいたします。

市長
 やっぱり総理を3年務められるというのは、これはもう本当に相当大変な、精神的にも、肉体的にも大変だったろうと思いますんで、まずは本当にお疲れさまでしたという気持ちです。
 以上です。

記者
 今後、総裁選に新しい方々が今ちょっと名前も出ていらっしゃいますけども、今後にちょっと期待することとかあればお願いいたします。

市長
 そうですね、当然、自民党の中の話ですから、私は党員じゃないので自民党の方がということでしょうけれども、でも結果的にはこれは、新しい総理大臣になると実質的にはそういった意味合いもありますんで、やっぱり少子高齢がどんどん進んでいく、そしていろんなやっぱり日本の不具合とかですね、いろいろ出てきている中で、こうしたものをやっぱり現状維持というところだとか、もしくはその場、その場でのもう継ぎはぎ、継ぎはぎというのではもう限界が来ているとは思っていますんで、やっぱりそういう意味では改革的な人、どんどんチャレンジをして改革をしていこうという人、それはやっぱり官僚によって積み上げでできることと、もしくは解釈を何となく変えて、その場、その場で、その場しのぎをしていくということと、やっぱり政治が主導して、政治がものを変えていく、これまでのやり方から変えていくということは政治にしかできない力だと思いますので、やっぱり改革的な方がなってくれることを私は期待をします。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 西日本新聞の前田です。
関連してなんですけれど、改革的な方ということなんですけれども、市長はいつも若い首長さん来てほしいなと思っていると思うんですが、新しい総理、総裁についても若い方がいいなというお気持ちでしょうか。

市長
 そうですねって言うと、突っ込み過ぎだからそこまで言うなと今日言われているんですけど。(笑)やっぱりでも若い人というのは、常に私はリーダーというのはそれはなぜかというと、日本におけるダイバーシティで、もちろん例えばいろんな意思決定の場に女性が少ないとか、いろんなマイノリティの方を入れていくというようなダイバーシティももちろん分かりますが、同時に、意思決定層に「若さ」というダイバーシティが少ないということを、私はとても課題だと思っていて、そういう点でいくと、これは自民党総裁選であろうが、それから首長選挙であろうが、やっぱり政治の世界にどんどん若い人に入ってきてほしいし、そのリーダーになってほしいという思いはありますので、今回の自民党総裁選挙だとかですね、こうしたことに限らず、私はもうそもそも政治、もしくは首長には、若い人にどんどんなってほしいと思っています。

記者
 ありがとうございます。

記者
 時事通信です。
関連しますけれども、その改革、チャレンジでこういう分野については特に力を入れてもらいたいというような期待感はありますでしょうか。

市長
 全部ですけどね、本当にあらゆる分野であるんですが、やっぱり防災、それからスタートアップ、テクノロジーの活用ですね。それからやっぱり国のガバナンス、もう本当に当然、年金とか社会保障の改革とかも含めてですね、もうそれは本当に今までたまりにたまってきているので、ある一個というだけじゃなくて、あらゆる分野にあると思っています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 朝日新聞の伊藤です。
すみません、ちょっと話が変わるんですけど、さっき改革にチャレンジしてほしい部分で防災という話が出たかと思います。南海トラフの注意情報が1週間出て、福岡市は直接今回はちょっと関係ない部分もあるかとは思うんですけど、例えば、企業において宿泊控えが起きちゃって、キャンセルの問題が起きたりという話があったりとか、自治体においてはその注意情報を出す、出さないで、ちょっと戸惑うようなところがあったという話もあって、市内についてお伺いしたいのが、企業からこういうことに戸惑ったみたいな声があったかというのと、もう一つ、もし市内で、こういう場合にこういう対策をしようという話合いをしたりとか、あと熊本地震のときとかって、福岡市がすごい支援をされたと思うんですけど、その支援の面の話合いとかがもしあればお聞きしたいなと思います。

市長
 はい、分かりました。南海トラフの例の注意報の対象エリアというのが、もう事前にあらかじめ決められていて、そのエリアについては注意報が出れば、特に1週間注意するとかですね、そういうことは決まっているのですが、福岡市についてはこの対象のエリアに含まれていません。ということは、想定として福岡市が南海トラフによって被害を受ける、そのリスクは比較的低いというふうに言えると思う。ということは、つまり我々は支援をする側ということなんですね。こうしたつまり市域を越えた支援ということについては、これは、それこそ今熊本地震を受けて、九州市長会の防災部会というものを立ち上げて私が会長をしています。
 そして、今、首長たちの自主的なその勉強会の場においても、やっぱりこの防災というところについては、非常に大きな皆さん問題意識、課題意識を持っています。具体的にいうと小さいエリアについては、その自治体中心に復興計画、復旧についてですね、早期の復旧について対応するということが、そもそも技術職自体がもう採れていない、皆さん抱えていない中で、自分たちだけでするということがもう無理というような本当に悲鳴が上がっているわけですね。ですから、九州市長会においても、この九州エリアにおいて災害が発災した場合には、もう我々として独自にリエゾン隊を即出動させて、そして必要に応じてですね、もう国と県の長期にわたるその支援体制を確立するまでの間の初動においてを、一番実行部隊を持っている我々基礎自治体で、すぐに支援に入っていくということを確認をしています。今回、日向灘沖で地震が起きた際も、福岡市それから熊本市で一緒にリエゾン隊を派遣をして、現地の被害状況などを見ながら、結局今回についてはその枠組みを使った支援を早急に行くというような被害状況ではないというような判断が現地であったんですが、結局、ただそういったものを発動させてすぐに動ける体制を整えていますし、また今後その南海トラフの地震が発生をしたというようなことがあっても、我々は九州市長会として、独自ですぐに動けるような体制をつくるということを改めて確認をしているという状況です。
 このお盆の期間にこの時間を利用して、輪島に私行ってきたんですけど、能登半島に行ってきたんですけど、全然動いていないんですよね。本当にまだまだ倒れた建物がそのままであってと。これはなぜかっていうと、輪島の市長さんとも話しましたけども、うちは長期派遣で職員を3人派遣をしていて、1年ないしは2年の派遣なんですけれども、そもそも技術職がいないんですよね。こういう人たちが、例えば、東日本の震災のときって下水道の破損って全体の1%だったんですよね。熊本地震が3%弱だったんですが、能登の輪島とかでいくと、その被災率というのが30%ぐらいあるんですよ。これは要するにアスファルトをはいで下の下水道、水道というのは圧力をかけたら多少管が斜めであってもどうであっても、水って圧力かけているからいくんですけど、下水って上から下にしか水は流れないんで、大変なんですよね。こういったものについてもやっぱり全然遅れていて、こうしたものを今、市役所が市にそもそも事業者が少ないあの能登で公募をかけてもいないから、もう少し広域にというようなことを本当に細々とやっているんですよ。本当に復旧が全然進んでいなくて。最初のプッシュの時期に、避難所に物資を送るとかいうプッシュ支援はもちろん国がするんですけど、その後って本当に要請があったらお答えをするというような姿勢なんですけど、やっぱりもうこれからこの人口減少かつ災害が甚大化、また頻発化しているような状況の中において、自治体任せの防災対応ということはもう限界が来ていると思っていて。特に早期のインフラ復旧については国主導、そしてその後の復興計画だとか長期の復興については、これは住民と自治体が中心になってするという役割をしっかり分担をしながらしないと、本当にこれが1月に起きた地震なのかなというような状況があったんですよね。ですから、南海トラフももちろんですし、やっぱりその防災体制というのを本当に再構築しないと、今の延長線のままでは、能登って本当にもちろん半島でアクセスが大変とかいう事情があるとはいえ、この狭いエリアにおいてこれだけ復興が全く進んでいないって、今のご質問でじゃあ南海トラフが来て、本当に日本、太平洋側の広いエリアにおいて災害が発生したときに、どうなるんだろうって考えたらやっぱりゾッとするんで、やっぱり防災の体制の再構築というのは、そのアラートを出すということだけではなくて、やっぱり防災危機管理体制の再構築というのは急務だろうなということはすごく思います。

記者
 そのほか、各社さんいかがでしょうか。
それでは、終了します。ありがとうございました。

市長
 はい、どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。