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更新日:2023年1月20日

認知症の人の対応方法が知りたい



参加者の声

【認知症サポーター養成講座】 

  • 分かりやすく実践的な内容で受講して良かったと思いました。
  • 家族への接し方を反省させられる部分もありましたが、接し方が理解できました。
  • 認知症の人は“困らせている人”ではなく、“困っている人”という言葉がなるほど!と思いました。これからは認知症の人に優しくできそうです。(参加者)
  • 正しい情報を知る人が増えれば、やみくもに認知症を怖がる必要はないと思えた。
 

【ユマニチュード~認知症コミュニケーション・ケア技法~】 

  • 大変わかりやすい、しかも簡単に思えました。その簡単なことができてないのが残念ですが…。まずは、家族でこの接し方を実践していこうと思います。
  • ユマニチュードは介護の技術であると同時に介護する家族自身も変化を与え、メンタルケアとしてもとても有効だと感じました。広く知られ活用されるようになると、誰もが住みやすい社会になると思います。
  • 認知症でなくても家族・地域のコミュニケーションにも役立ちますね。
  • ビデオを見て、接し方でこんなに認知症の人の症状・表情などが変わることに驚きました。


認知症の人への対応方法

 認知症の人への対応は、ご本人のこれまで生きてこられた背景や関わる方との関係性によって異なり、正解があるわけではありません。お互いが笑顔で過ごすために、認知症の人への対応について参考にしていただければと思います。


本人の気持ちと対応方法


話を聞いてほしい…

●日によって、頭の中が真っ白になって何もわからなくなる時があるけど、いつもわからないわけではないんです。認知症の人は何も分からないと決めつけずに、ゆっくり気持ちを聞いてほしい。(本人)

→矢継ぎ早に質問したり、意見を言ったりしても、本人は理解が追い付かずかえって混乱してしまいます。一方的に認知症と決めつけられた、サービスを押し付けられたという嫌な気持ちだけが残り、逆効果です。
あせらず、一つ一つ時間をかけて説明し、本人の思いをゆっくり聴き取り、納得してもらいましょう。目指すべきは「説得」より「納得」です。

自分が一番不安なんです…

●人に迷惑はかけたくないです。自分のことはだいたい自分でできるつもりでいるけれど、日にちや約束の日が覚えられないんです。どうしたら忘れずにすみますか?(本人)
●「どうしたの?」と聞かれても、うまく説明できない事もあります。すぐに忘れてしまう自分に気付くと色々なことが不安に思えて仕方ありません。同じことを何度も聞いても怒らないで下さい。不安だから聞いているんです。(本人)

→聞いたことを忘れてしまう、覚えることができないのがこの病気です。
「指摘」「注意」「修正」は、本人のストレスにつながり、認知機能低下が進行する一因になってしまうばかりか、介護者の怒った表情やキツイ言葉はその後の人間関係に悪影響を及ぼしてしまいます。本人の気持ちに寄り添い、本人の言葉に耳を傾け、優しい声かけで安心させてあげてください。

パニックになってしまいます…

●いつも出来ていたはずの事ができなくなって、パニックになることがあります。落ち着いて最初からやってみようと思うけれど、その最初が分からなくてますます混乱してしまい、とても不安です。もう元の自分に戻れないんでしょうか。
→パニックになって落ち込んでいる時は、あえて手を出さず、見守ってあげてください。
 安易な口出しは、本人のプライドを傷つけます。危険がない場合は、優しく見守ることも必要です。


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