福岡市のよかドックの基準値を掲載しています。数値だけで病気の判断はできませんので、気になる症状がある場合は、血液検査のデータを見せて、医師の診察をうけてください。
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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BMI(ビーエムアイ) | 18.5から24.9 | 体重と身長から計算する肥満度を表す体格指数です。 体重の管理をするため、BMI値を把握することが重要です。 |
腹囲 | 男性85センチ未満 女性90センチ未満 |
腹囲はへその位置で測定します。 腹囲1センチを体脂肪に換算すると約1キログラムに値します。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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収縮期血圧 | 129以下 | 心臓がぎゅっと収縮して血液を送り出すときの血圧で、最高血圧ともいいます。 |
拡張期血圧 | 84以下 | 血液が心臓に戻ってきて、心臓がふくらみ次に送り出す血液をためている状態のときの血圧で、最低血圧ともいいます。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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中性脂肪 | 空腹時149以下 随時174以下 |
中性脂肪は体を動かすエネルギーですが、消費エネルギーを上回ると血液中の中性脂肪が増えて、内臓や皮下、肝臓などに脂肪として蓄積します。 注意)採血時間に応じて「空腹時中性脂肪」「随時中性脂肪」と表示されます。 |
HDLコレステロール | 40以上 | 善玉コレステロールとも言われています。血液中の余分または血管の壁のLDLコレステロールを取りのぞき肝臓へ運びます。HDLコレステロールが少なくなると、血管が狭くなったり硬くなったりして動脈硬化をすすめます。 |
LDLコレステロール | 119以下 | 悪玉コレステロールとも言われています。LDLコレステロールが増えると血管の壁に蓄積し血管が狭くなったり硬くなったりして動脈硬化をすすめます。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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血糖 | 空腹時99以下 随時99以下 |
血液中のブドウ糖(血糖)は、エネルギー源として利用されています。血糖値を一定に保つために、膵臓からでるホルモンのインスリンが分泌されてコントロールしています。 |
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー) | 5.5以下 | 過去1から2か月の平均の血糖を知ることができます。検査当日の食事などに影響を受けない検査です。 |
尿糖 | (ー)マイナス | 血液中の糖が尿に排泄された糖のことです。血液中の糖は、腎臓で体に再吸収されますが、血糖が多すぎると尿糖がプラスになります。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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AST(エーエスティ)・ALT(エーエルティ) | 30以下 | 肝臓に含まれる酵素で、肝臓に脂肪の蓄積、炎症などの何らかの異常が起こると、肝臓の細胞から血液中にこれらの酵素が出てきます。基準値を超えると、脂肪肝・急性肝炎・慢性肝炎などが疑われます。 |
γ―GT(ガンマ-ジーティ) | 50以下 | 基準値を超えると、アルコール性肝障害・脂肪肝・胆道系の病気が疑われますが、服薬中の方は薬の影響が関与していることもあります。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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尿酸 | 7以下 | 血液中の尿酸の濃度が多い状態が続くと痛風発作をおこす原因になります。 痛風発作は、足の親指につけ根や足の関節などが赤くはれて激痛がおこります。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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クレアチニン | 男性1.1以下 女性0.7以下 |
腎臓の機能を知る重要な検査です。食事の影響を受けにくいため、数値が上昇傾向の場合、腎臓の機能が低下している可能性が高く、専門の医療機関に早めの受診が必要です。 |
eGFR(イージーエフアール) | 60以上 | クレアチニンの値、性別、年齢で算出する精度の高い腎機能の指標です。 数値の低下は腎機能の低下を意味しますので、年々低下している場合は、早めに専門の医療機関を受診してください。 |
尿蛋白 | (ー)マイナス | 血液中のたんぱく質は、腎臓で体に再吸収されますが、腎臓や尿管などの機能に異常があると、再吸収されずに尿中に排泄されることがあります。 |
尿潜血 | (ー)マイナス | 尿に血液が混じっている状態は、尿をつくる腎臓や膀胱、尿道などの病気が疑われます。 |
検査項目 | よかドック基準値 | 説明 |
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赤血球 | 男性400から550 女性350から500 |
血液中の赤血球の数を調べる検査です。低い場合は貧血が考えられ、高い場合は多血または水分の不足による血液濃縮、喫煙、ストレスなど見かけ上の増加が考えられます。 |
血色素量 | 男性13.1以上 女性12.1以上 |
検査値が低いと貧血などが疑われ、高いと多血症などが疑われます。水分が不足している場合も数値が高くなる傾向があります。 |
ヘマトクリット | 男性38から50 女性34から45 |
血液中に占める赤血球の割合を調べる検査です。数値が低いと血液がうすい(貧血疑い)、高いと粘性が高いと判断されます。 |
【南区保健福祉センター地域保健福祉課】
電話 092-559-5133
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【南区保健福祉センター健康課(よかドックのお問い合わせ)】
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