筥崎宮や唐津街道などの歴史的なスポットを巡りながら、宿場町の面影が残るまちなみや学生文化が息づく箱崎・馬出エリアを散策するコースです。歴史と文化が調和する東区ならではの魅力を楽しめます。
地下鉄箱崎線で箱崎九大前駅、箱崎宮前駅、馬出九大病院前駅へ。
JR鹿児島本線で箱崎駅、吉塚駅へ。
筥崎宮は応神天皇を主祭神として、神功皇后、玉依姫命を祀り、日本三大八幡宮に数えられます。厄除けや勝運の神社として広く知られ、プロスポーツチームが、毎年お参りに訪れます。
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筥崎宮は日本三大八幡宮の一つで、厄除けや勝負運のご利益で知られています。現在の本殿は1586年に再建されたもので、国指定重要文化財に指定されています。また、「敵国降伏」の額を掲げる楼門(伏敵門)や一之鳥居も国指定重要文化財に指定されており、筥崎宮を象徴する建造物として親しまれています。
博多三大祭りの一つである放生会には、多くの参拝者が訪れます。「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。名物の「社日餅」や「新ショウガ」など他では見られない露店を眺めると、秋の訪れを感じます。
2年に1度行われる御神幸(御神輿行列)は福岡市の無形民俗文化財に指定されています。
箱崎浜は、博多祇園山笠の伝統行事「お汐井とり」が行われる場所です。各流の舁き手たちが祭りの安全を願って清めの砂「お汐井」を採取し、筥崎宮や櫛田神社へ参拝します。夕日に向かって拝礼する姿は、博多の夏を彩る風物詩として親しまれています。
筥崎宮の参道周辺では四季の花々を楽しむことができます。
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筥崎宮の参道沿いにある花庭園では、ボタン、シャクヤク、ユリなど四季を通じて、様々な花を楽しむことができます。
アジサイの季節には筥崎宮境内にあじさい苑が開苑し、福岡市でも有数のアジサイの名所として多くの人が訪れます。
また、アジサイの季節に、筥崎宮近くの恵光院では、菩提樹の黄色い花が見頃を迎え、周囲に甘い香りが漂います。
かつて九州大学箱崎キャンパスを中心に学生でにぎわった箱崎エリア。学生や研究者、留学生が集う中で育まれた文化の面影は今も残り、個性的なカフェや書店、ギャラリーなどが点在しています。まち歩きをしながら、歴史ある門前町と学生文化が融合した箱崎ならではの魅力を楽しめます。
箱崎水族館喫茶室は、福岡産の食材にこだわった喫茶メニューとともに、音楽を楽しめるアートスペースです。店名の由来は、かつて筥崎宮そばにあった「箱崎水族館」で、お店の方の曽祖父が館長を務められていたご縁で名付けられたそうです。
箱崎水族館喫茶室
九州大学箱崎キャンパスに留学生が多くいたこともあり、箱崎や馬出周辺には多くの外国人が住んでいます。スーパーではあまり見かけないアジア各国の食材を取り扱った商店や、海外の空気感が漂う飲食店が点在しています。
箱崎周辺には絵画や音楽、写真などの様々なアートを楽しめるギャラリーやカフェが点在し、学生街の文化の影響を感じることができます。
ブックスキューブリック箱崎店は、1階には本が並び、2階にはカフェが併設されています。カフェはギャラリーも兼ねていて、絵本の原画展や写真展を楽しめる空間です。
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九州大学箱崎サテライト(旧箱崎キャンパス)の近代建築物群は令和5年に国の登録有形文化財に登録されました。市内に現存する最大級の近代建築物です。
現在、旧工学部本館の建物は九州大学総合研究博物館と大学文書館の拠点として、研究活動などに活用されています。
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アンモナイト、貝類標本、昆虫標本、骨格標本、鉱物標本、考古学資料など、約155万点もの学術標本が所蔵されています。世界最大の昆虫やキリン、サイの骨格など見応えのある学術的価値の高い標本も多数あります。
80年にわたって地域に愛されていた銭湯「大學湯」が、『創造の湯で心を洗う』をコンセプトに、コミュニティ・レンタルスペースとして生まれ変わりました。
2025年には、国の登録有形文化財に登録されました。
地域コミュニティの活動拠点やアート作品の展示スペースとして活用されているほか、一般の人が建物を見学できるイベントやアート作品のワークショップなども開催されています。
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江戸時代にかけて、唐津街道の宿場町の箱崎宿(現在の箱崎・馬出地区)界隈は、筥崎宮の門前町と社家町、街道筋の商人町、海側の漁師町、馬出の曲げ物職人町として栄えました。
現在でも旧唐津街道(県道21号)沿いは、昔の面影を今に伝える町家が多く残されています。町家は、間口が狭く、奥行きが長い「うなぎの寝床」のような敷地が特徴です。町家を利用したパン屋やカフェ、飲食店などが点在しています。
唐津街道は、福岡藩の他、唐津藩、平戸藩、大村藩、対馬藩などの参勤交代の道で長崎街道に次ぐ街道でした。
那珂郡と表糟屋郡の境であることを示す「郡境石(ぐんきょうせき)」が残されています。
現在は箱崎校区と馬出校区の境界にあたります。
かつて箱崎・馬出エリアには路面電車が走っていました。西鉄バス馬出通りバス停付近には、当時の石畳や軌道跡の名残を見ることができます。
路面電車の馬出電停から箱崎電停までの軌道跡、現在の箱崎宮前駅1番出口付近から馬出方面への道路区間は、全国的にも珍しいバス専用道路です。
九州大学病院キャンパス周辺には、豊臣秀吉ゆかりの地や文学碑など歴史を感じるスポットが点在しています。
春には桜が綺麗です。
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豊臣秀吉は九州遠征の際、筥崎宮に約20日間滞在し、千利休や神屋宗湛らと茶会を開いたと伝えられています。また、歌人・小説家の長塚節は、九州大学病院で療養中に創作活動を続け、その作品にちなんだ歌碑が残されています。
昭和8年、福岡市で初めて動物園が、現在の地下鉄馬出九大病院前駅の近く、馬出小学校辺りに開園しました。
ライオンやゾウなど多くの動物たちが飼育され、市民に親しまれ賑わっていましたが、太平洋戦争の激化に伴い、昭和19年に閉園となりました。
「ゾウの門」や校内にある「クジラ池」といった動物園の名残が、現在でも子どもたちに親しまれています。