このページは、福岡市政だより中央区版において連載された、区の魅力を発信するコラム「ぶらり散歩」の記事を掲載しています。名称や内容等は掲載時のものです。
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渡辺通駅のシンボルマークは、路面電車をモチーフにデザインされています
当時の渡辺通り1丁目交差点(西日本鉄道株式会社より提供)
現在の渡辺通り1丁目交差点
「渡辺通」は博多電気軌道の設立に貢献した渡辺與三郎氏の功績をたたえ名付けられました。この地に路面電車が走ったのは、明治44年のことです。
当時の渡辺通一丁目周辺は、渡辺通、博多駅、築港などを天神と結ぶ循環線と、渡辺通と西新を結ぶ城南線の分岐点で、乗り換え地点としても利用される交通の要衝でした。路面電車は、昭和54年2月に全線が廃止されるまで、市民の移動手段として活躍しました。
(市政だより中央区版 令和5(2023)年9月15日号に掲載されました)