現在位置: 福岡市ホーム の中の中央区 の中の魅力・観光 の中のぶらり散歩 唐人町駅
更新日:2024年7月30日

ぶらり散歩

 このページは、福岡市政だより中央区版において連載された、区の魅力を発信するコラム「ぶらり散歩」の記事を掲載しています。名称や内容等は掲載時のものです。
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第4回 唐人町駅

 江戸時代、唐人町の唐津街道沿いには町家が建ち並び、その周辺に足軽屋敷が置かれていました。唐津街道を行き交う人たちを相手に商売を行っていた町家が、唐人町商店街の起源だといわれています。


せせらぎがっぱ

せせらぎがっぱの写真

当仁小学校で「せせらぎがっぱ」と名付けられました


 当仁小学校前の歩道に、3匹の親子河童の像が設置されています。この地域には昔から、伊崎にいた酒好きの漁師と酒好きの河童の話がモチーフとなった、地行の「河童の松物語」が伝えられています。お父さん河童は「徳利(とっくり)」、お母さん河童は「魚」、子どもの河童は「夢」を持っています。


小田部藤園の跡

小田部藤園跡に残る二株の藤の写真

現在は2株の藤がその名残をとどめています


 明治通り西公園入口交差点から西公園へと向かう、西公園さくら参道にある福岡バプテスト教会の庭では、九州随一と言われた藤の庭園の面影をしのぶことができます。明治の初めから終戦直後まで、この辺り一帯に「小田部の藤」と呼ばれた藤の庭園がありました。
 花盛りとなる季節には多くの見物客でにぎわい、藤棚の広さは約1000坪、1メートル以上の花房に見事な花を咲かせていたそうです。


※市政だより中央区版 令和5(2023)年7月15日号に掲載されました