このページは、福岡市政だより中央区版において連載された、区の魅力を発信するコラム「ぶらり散歩」の記事を掲載しています。名称や内容等は掲載時のものです。
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駅を降りて、 大濠公園を南側に向かって歩くと市美術館を過ぎた辺りに立派な門構えの日本庭園があります。
門をくぐるとそこには荘厳なたたずまいの庭があります。この日本庭園は、大濠公園開園50周年を記念して築庭され、昭和59年に開園しました。
主景の「大池泉庭」は、東、南、西の背後に築山を配し、滝石が豪華に組まれています。池泉中央には中島を浮かべ、美しさを漂わせています。
境内入口右側にある関ケ原戦での幸運にあやかった水牛のかぶと像
明治通りを横切って、西公園入口の交差点を北側に進むと鳥居が見えてきます。さらに進むと52段の石段があり、その先に光雲神社があります。
この神社には、福岡藩祖・黒田如水と福岡藩初代藩主・長政が祭られており、「光雲神社」の名は二人の法名から名付けられました。
正面の本殿にあるさい銭箱には、おさい銭を入れると鶴の鳴き声が響き渡る仕掛けがあります。これは本殿の天井部分に描かれた、吉兆を表す雌雄の鶴の絵にあわせて仕掛けられたものです。
※市政だより中央区版 令和5(2023)年6月15日号に掲載されました