このページは、消防隊が救急現場で使用する「道具」を中心に紹介しています。さまざまな「道具」を活用する消防隊の活動にご理解をお願いします。
このページで紹介しているイラストの制作過程は、「福岡市消防局お絵描き部」としてインスタグラムに投稿しています。
福岡県の救急医療電話相談窓口(#7119)
救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
これは「万能斧」だよ。
緊急時には、扉を破壊して中の人を助け出すことがあるよ。そんな時に活躍する「破壊器具」のひとつだよ。
「切る」「割る」「刺す」「はつる」など様々な使い方ができ、「弁慶の七つ道具」にちなんで「ベンケイ」と呼ばれることもあるよ。
ゆがんだ扉をこじ開ける。倒壊した建物のコンクリートを削岩する。ハンマーの代用として叩く。バールの代用としてマンホールの蓋を開ける。・・・見た目は小ぶりな斧だけど、見た目以上に頼りになる「道具」なんだ。
スプレッダーという大型破壊器具だよ。
油圧を発生させるパワーユニットとホースで接続して使用するよ。2本のツメが、油圧で力強く開いたり閉じたりするよ。
主に交通事故の現場で、車のゆがんだドアをこじ開けたり、人が挟まれている箇所を押し広げたりするのに力を発揮するよ。
かなり強い力を発揮するので、操作には十分な訓練と知識が必要なんだ。救助隊に配置されていて、幅広い災害現場で活用されているよ。
ボルトクリッパーは、工具のニッパーやペンチを大きくしたような見た目の「道具」だよ。
針金や釘、チェーンなどを切断することができるよ。
多くの場合は、消防現場で消防隊や救助隊が使用するけれど、救急現場でも必要になることがあるから救急車にも車載されているよ。
ボルトクリッパーの支点は、テコの原理で強い力が発揮されるように工夫されているんだ。
加えた力の20~50倍の力が発揮できるといわれているので、筋力トレーニングで80kgのアームバーを曲げることができる力自慢の隊員ならば、1.6t~4tもの力で切断できる?!
エンジンカッターは、かたいものを切るためのパワフルな道具だよ。
見た目は大きな円盤がついた機械で、エンジンの力で高速回転する刃が、金属やコンクリートなどをガリガリ切っていくんだ。火花がバチバチ飛ぶから、見た目も音もすごく迫力があるよ!
火事や事故の現場では、ドアが開かないときや金属製のシャッターを壊して中に入らなきゃいけないときに使うことがあるんだ。
消防士が使うときは、火花や破片が飛び散ったりするから、ゴーグルや手袋などの安全装備をしっかりつけて、周りの安全を確認してから使うよ。使い方を間違えれば危ないけど、正しく使えば命を助けるための心強い味方になるんだよ。
三打ちロープ(みつうちロープ)は、消防の現場でよく使われる丈夫でしなやかなロープだよ。三打ちっていうのは、3本の細いヒモの束をより合わせて1本のロープにした作り方のこと。ねじれた形が特徴で、見た目は“ぐるぐる”って感じの模様になっているよ。
このロープはとても強くて、引っ張っても切れにくいから、火事の現場でホースを固定したり、道具を引き上げたり、人を安全に吊り下ろしたりするのに使われるんだ。自分の身を守るための道具でもあるし、人を助ける道具でもあるんだよ。
三打ちロープは、ほどいたり結んだりしやすいのもポイント。消防士は、いろんな結び方を覚えていて、状況に合わせて使い分けるんだ。
イラストの結び方は「もやい結び」というよ。ロープの端に輪っかを作る結び方で、この輪っかにカラビナをかけて隊員とつなげたり、道具を吊り下げるために使ったりするよ。
福岡県にお住まいの方は、短縮番号「#7119」にダイヤルすると、救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
・電話番号
#7119(つながらない場合は092-471-0099)
電話をすると、音声ガイダンスが流れます。「1」を押すと、医療機関案内の窓口(オペレーター)に、「2」を押すと、救急相談の窓口(看護師)につながります。
救急受診アプリ「Q助」(総務省消防庁作成)を利用すると、スマートフォンやパソコンで症状などを選択することで、自分で救急車を呼ぶ目安となる緊急度を判定できます。
症状に合わせて画面を選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
自分で病院に行く際に医療機関の検索や、受診手段の検索を行うことができます。
ご利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。