市長
おはようございます。
記者
おはようございます。よろしくお願いします。
早速、市長のほうから発表案件をお願いします。
市長
はい。福岡市では新たに、ごみ出しに使えるレジ袋を販売いたします。【フリップ】
これがそのレジ袋なんですけれども、名付けて「ふくレジ」と言うんですけれども、これレジ袋なんですが、そのままごみ出しに出すことができる福岡市の指定のごみ袋ともなります。実は、スーパーなどで使われているレジ袋なんですが、4年前に有料化をされたんですけれどもね、でも、それでも福岡市内だけでも毎年2,600トンもの量のこのレジ袋のごみというものが出されて、焼却をされているんですね。そこで、コンビニとかスーパーなどでレジ袋の代わりとしてお使いいただけるこの「ふくレジ」というものを販売をして、レジ袋として使用した後、そのまんまごみ出しに出すことができるということで、少しでもそのごみ袋、プラスチックを削減しようということが狙いになります。
この作製にあたっては、何となくごみ袋をずっと持ち歩いているという印象にならないように、このようなすてきな絵柄も付けております。アーティストのイフクカズヒコさんによる環境へのメッセージを込めた、こういうデザインになっているんですね。こちら、サイズは15リットルと10リットルの2種類を用意してございます。ぜひ、マイバックなどを持ってきていないときはこちらのほうを使っていただきたいんですけども、ちなみに令和4年度から発売をされているごみ袋のほうなんですが、これはバイオマスのプラスチックを配合した、そういったごみ袋というのも販売をして、これまでもいたんですけども、これについてはですね、アーティストの村上信理(むらかみ しんり)さんが作成をしたデザイン、こちらのほうにリニューアルをして販売をいたしますので、こちらもカーボンニュートラルへの取り組みの一つとしてご活用いただければと思います。
今回発売をするこの新しいごみ出しに使えるレジ袋なんですけれども、福岡市内のコンビニやスーパーなど930店舗、バイオマスプラスチックごみ袋はイオン九州の大型店舗6店舗で、どちらも今週金曜日、11月29日から発売を開始いたしますので、ぜひご利用いただければと思います。
私からは以上です。
記者
ありがとうございました。では、幹事社から数点、お願いいたします。
今までごみとして出されていたのが、レジ袋の部分だけで2,600トンということですが、これを導入することでの削減効果というのはどのぐらい見込んでいらっしゃいますでしょうか。
市長
はい、じゃあ数字は原局からお伝えします。
事務局(環境局)
環境局収集管理課でございます。
今回のこのごみ出しに使えるレジ袋「ふくレジ」を利用することによりまして、今回300万枚製造する予定にしております。300万枚で30トンという形になりますので、CO₂削減量でいくと100トンという形になります。
記者
ごめんなさい、300万枚というのは、別に期間限定ではないんですよね。
事務局(環境局)
今年度、まず製造するのが15リットル150万枚、10リットル150万枚、合わせて300万枚という形になります。今後また売上げに応じて、この辺は枚数のほうは増やしていくことも考えております。
記者
ありがとうございます。
とてもユニークで前向きな施策だと思うんですけれども、先行事例みたいなものはあるんですか。それとも福岡市が初導入というか、オリジナルな部分でしょうか。
事務局(環境局)
はい、収集管理課です。
政令市でいいますと、既に先行事例が3市あります。まず熊本市が令和元年に導入しております。あと千葉市が令和2年、あと札幌市は来年の2月の予定というところで、現在、政令市で導入しているのは2市という形になります。
記者
はい、ありがとうございます。バイオマスのほうは、これはデザインの話で、例えばその原料の構成比が変わるとか、そういう中身の話もあるんでしょうか。
市長
そういうのはないです。
記者
それはない。
市長
はい。
記者
分かりました。ありがとうございます。
せっかくなので、こういうCO₂削減とかですね、環境のところに関して市長が最近思っていることなどがあったら、まとめてお願いできればと思います。
市長
分かりました。はい。
福岡市というのは、やっぱり学生とか若い人が多いんですよね。ですから、世帯がある家庭に比べてやっぱり一人一人の出すごみの量ってそんなに多くないので、そうしたときに、レジ袋ぐらいのこれぐらいの小さな袋の中にですね、ごみがあればまとめて入れていただいて、そしてそのままそれを捨てることができることによって、やっぱり一人一人の行動によって環境って大きく変わってくると思います。福岡は、工場があるような場所ではないので、そうした工場などから出るような工業的なCO₂というよりも、一人一人の行動が大事になってきますので、こうしたレジ袋一つとってもですね、行動を変えていただくことによって、その積み重ねが環境に大きく影響してくるのかなと思いますので、ぜひご協力をよろしくお願いをいたします。
記者
一人一人の行動で、若者が多いとかということでいうと、特小サイズというのは、これは珍しいものなんですか。
市長
あるのはあるんですけども、はい。ただ、ボリュームゾーンではないので。やっぱりまとめて1枚に、ご家庭とかはですね、ごみが出るときにまとめるので。
記者
じゃあ、福岡市の特徴としては、その特小サイズなどで若者が買い物のときに気軽に使って、そのままごみ袋としても使える、というあたりが福岡市のライフスタイルの一部というような。
市長
単身世帯ですね、若者含め、高齢者も含め、単身世帯。それからやっぱり何と言っても福岡は、「Fukuoka Art Next」を推進をしていますので、こうした地元のアーティストのデザインを導入するというところが一番大きな特徴かなと思っています。
記者
ありがとうございます。
発表案件について、各社ございましたらお願いします。
よろしいでしょうか。じゃあ、発表案件以外で、まず幹事社からお聞きしたいんですけども、「103万の壁」について福岡市への影響額とですね、市長の政策に対するご意見というものをお聞かせいただきたいのですが。
市長
はい、分かりました。
103万についてはですね、福岡市では400億円程度減収と見ていますけれども、ただ、といいますけれども実際は交付税で返ってくるんで、75%は交付税で返ってくるんで100億程度。(400億円の規模感としては、)市税としては10%程度と考えています。ただ、やっぱりその103万だけの話ではなくてですね、そもそもやっぱり可処分所得というのが今非常に低くなっているということが、根本として非常に課題感としてあって、そこに今回その103万円というのは一つの例としてですね、具体的なもので出てきたんですが、そこに向けてやっぱり真剣に動いてほしいというのが、今国民の声なんじゃないかなというのは思うんですよね。だからやっぱり特に若い世代っていうところが可処分所得がすごく低くなっているというところについて、やっぱり真剣に考えていくということが大事だし、その103万にしても、もちろん地方のそういった話、言われていますが、やっぱり国として政策を実現をすると何か決定をするのであれば、そこは地方に影響がないように、しっかりした上で政策を実現、実行してほしいなと思います。
記者
減収部分については、実質的な影響額が100億程度ということですが、これは新たに国が全額補塡すべきというようなお考えなんですか。
市長
そうですね、補塡というか、そもそもその新しく103万円にしろ、何か新しい制度を入れるんであれば、それは国が決定することでありますので、それによって地方が影響を受けることがないように、そこも含めた上で制度設計をしてほしいと思っています。
記者
ありがとうございます。各社、ほかにございましたらお願いします。
記者
西日本新聞の前田です。お疲れさまです。
一部報道ではあるんですけれども、服部誠太郎知事が次期知事選に向けて出馬をするということが既定路線になっているようです。これについての受け止めとですね、服部県政これまでのおよそ4年間の評価といいますか、どのように市長は見られていますか。
市長
そうですね。一部報道では私も見ておりますけれども、ただご本人から正式に発表がまだあっているわけではないですし、フライングしてこちらであまり言うのもよくないかなと思いますので、いずれにせよ、そういったご自身の出処については、ご自身から適切なタイミングで何かお話があるでしょうから、それが正式にあったら、またお話をさせていただければと思います。
記者
はい、ほかよろしいでしょうか。いいですか。
早すぎますよね。
市長
いえいえ…。(笑)大丈夫です。はい、ありがとうございます。
記者
では、はい、ありがとうございました。
市長
はい、ありがとうございます。
※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。