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更新日: 2023年11月30日

遊休農地の解消について

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 食料の安定供給のうえで最も基本的な生産手段である農地を利用せず、遊休農地化することは重要な資源の非効率な利用というほかに、雑草や病虫害の発生を招いたり、イノシシなどの進入経路等になりやすく、周囲の耕作地への悪影響も懸念されます。
 農地の所有者には、耕作利用や草刈による農地の管理が求められます。



遊休農地の調査

 農業委員会では、年一回市内全ての農地について、遊休農地の有無を調査しています。
 農地利用状況調査は通称農地パトロールといい、農地利用最適化推進委員と農業委員が連携して現地調査を行っています。



遊休農地の発生防止(農地の流動化)

 農地が遊休農地、さらに荒廃農地になってしまうと、復旧には時間や費用がかかります。荒れてしまう前に、他の農業者へ貸し付けることで農地を農地として維持することができます。貸し付けの希望や貸し付けが可能な農地がありましたら、区域の農地利用最適化推進委員や農業委員会事務局にお知らせください。



遊休農地の活用

 現在遊休農地である、あるいは近い将来遊休農地になりそうな農地を誰かに借りてもらいたい、逆に規模拡大したいけれどどこかに農地はないだろうか。
 そのようなときには農地中間管理機構を利用する方法があります。農地中間管理機構は所有者(貸し手)と耕作者(借り手)の「信頼できる農地の中間的受け皿」としての公的機関です。


所有者(貸し手)のメリット

  • 貸付期間満了後は、確実に農地が返還されます。(継続して貸し付けることも可能です)
  • 賃料は農地中間管理機構から確実に支払われます。(12月末頃)
  • 農業振興地域内に所有する全ての農地を一括して10年以上、農地中間管理機構に預けると、当該農地の固定資産税が一定期間減額されます。
  • 農地を複数年貸し付け、一定の要件を満たす場合に、国や県の協力金が交付されます。

耕作者(借り手)のメリット

  • 契約が一本化でき、事務の手間や経費が節減できます。(複数の所有者から農地を借りても、賃料は農地中間管理機構への一括払いとなります)
  • 農地中間管理機構を活用して農地を借り受けることで、暗きょ排水や畦畔除去の他、機械・施設を導入できる国の事業の優先採択を受けられます。


リンク

 農地中間管理機構(農地バンク)とは 農林水産省



(参考)eMAFF農地地ナビについて(農林水産省地理情報共通管理システム)

農業の経営規模の拡大や新規参入を考えている方など、農地を借りたい方は、「eMAFF農地ナビ」を活用して、希望する地域の農地や農地中間管理機構が借り手を探している全国の農地の情報などが確認できます。
「eMAFF農地ナビ」はパソコン・スマートフォンなどを利用して、いつでも・どこでも・誰でも閲覧可能です。



リンク

「eMAFF農地ナビ」 農林水産省



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