「里親」制度の内容について知りたい。
本来子どもは自分の家庭で親の愛情のもとに暮らすことが大切ですが、親の病気や離婚など様々な事情によって、親と暮らすことができなくなった場合、家庭に替わる環境が必要になります。里親は実親に代わって一時的に、あるいは長期的に子どもを自分の家庭に迎え入れて、愛情とまごころをこめて養育する大切な制度です。主な里親の種類は次のとおりですが、いずれも登録が必要です。登録には,里親の種類によって研修を受講する必要があります。
1 養育里親
子どもが親のもとに帰るまで、または満18歳になって自立するまでの期間養育していただきます。養育期間は,数週間から10数年まで様々です。
2 養子縁組里親
養子縁組を希望する方に、養子縁組が必要な子どもを縁組成立まで里親として養育していただきます。基本的に特別養子縁組です。
3 親族里親
対象児童の扶養義務者及びその配偶者である親族が里親となる場合です。実父母の死亡など,やむを得ない事情がある場合に限定されます。