感染性胃腸炎の原因となるウイルスの1つで、特に冬季に多発します。
食中毒の原因として知られていますが、感染者の吐物やふん便には大量のノロウイルスが含まれており、吐物やふん便を介して感染が広がる可能性があります。
このウイルスはほとんどが経口感染で、次のような感染経路が考えられています。
また、家庭や共同生活施設などヒト同士が接触する機会が多い所では、ヒトからヒトへ直接感染するケースもあるといわれています。
感染から24~48時間で発症します。症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱する場合もあります。軽い場合は風邪のような症状のこともあります。
通常は2、3日で回復しますが、症状がなくなっても1週間程度、長いときには1ヶ月程度はウイルスがふん便中に排出されます。
現在はこのウイルスに効く薬はありません。
嘔吐や下痢がひどい場合は脱水症状を起こし治療が必要になる場合もあります。
早めに医療機関を受診し医師に相談しましょう。
リーフレットのPDF版を掲載していますので、感染予防にご利用下さい。
「こうやって防ごう!ノロウイルス」 (958kbyte)
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