主催:NPO法人「さわら子どもひろば」
協力:子ども食堂会場「風ひかり作業所」、調理場所「四箇田公民館」
訪問日時:令和3年5月9日、6月6日 日曜日 10時から
(平成26年3月27日から、原則第2・第4日曜日に実施)
子ども食堂会場:風ひかり作業所(早良区四箇4-10-15)
訪問した日の参加者
5月9日 合計235人・子ども150人、70世帯、スタッフ15人
6月6日 合計258人・子ども165人、78世帯、スタッフ15人
(1世帯を1保護者として計算。2人で来場も多いので、実際の参加者は300人前後)
・子ども達の「お腹」だけでなく、文化活動や体験活動を通して「心」も栄養いっぱいにしてもらいたい。
・個人、会社、参加者、地域や団体などの寄付や提供品、ご協力などをつなぐみんなの居場所を運営することを通して、「つながりの貧困」をなくしていこうと、スタッフがボランティアで活動しています。
コロナ禍のため調理して会食することができない状況でも、寄付や購入した食材を対面で配布して、「あおぞら絵本の会」や「サイコロゲーム」などを企画するなど、子ども達の「お腹」と「心」を満たす支援を継続しています。
・ベビーカーの親子連れや自転車で来る子ども達、最近は区外から車で来場される方も増え、車誘導は真剣です。
・コロナ禍の今は、事前申込にして子ども達と対面で食材を配布中。
・「サイコロゲーム」「青空絵本の会」など、子ども達が「楽しむ工夫」も盛りだくさん。
・会食できなくても「子ども達の声」を聞く…アンケートを実施。
コロナ禍以前のこども達は、ここに紹介するような多彩な活動を通して、スタッフや来場者と一緒に心豊かな日曜日を過ごしていました。再開が待ち遠しいですね。
・今日寄せられた食材は?腕に覚えのスタッフが調理して、四箇田公民館から会場の作業所へ運びます。
・食事ができるまで、子ども達は宿題や勉強をしたり、遊んだりして過ごします。
・手を洗って、スタッフから対面で受取って、みんなで「いただきます」。
・クリスマス気分を盛り上げたり、周年イベントでは楽しいショーもありました。
・食後の積み木ワークショップで、夢中に遊ぶ日もありました。
・片付けのあとは、今日の報告と振返り。そして「子ども達を楽しませる」作戦会議。
平成26年3月27日にスタート、原則第2・第4日曜日に子どもの「お腹」と「心」を栄養でいっぱいにしようと活動してきました。福岡市「子どもの食と居場所づくり支援事業」(令和元年度まで)の助成を受け、平成31年4月にNPO法人化。多くの個人や企業からの支援金や食材の寄付などに支えられ、令和3年度は、WAM(独立行政法人福祉医療機構)「子供の未来応援基金」の助成を受けて活動しています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の感染状況の悪化により、やむなく休会した日もありましたが、緊急事態宣言下においても、「手渡し配布」を継続しています。広く校区外や早良区以外からの来場者もあり、食堂や運営のボランティアスタッフが、来る者拒まずの心意気で180セット近くを提供しています。
田んぼや畑の間の道を、抱っこ紐にベビーカーを押す親子連れや、小学生姉妹が自転車で縦に並んで通ってくると、お手製の看板や、顔なじみのスタッフさんが笑顔と明るい挨拶で出迎えます。お母さんについて来ていた子が中学生になって、野菜配布の係を担当していました。「みんなでごはん」を食べられる日が待ち通しいですね。
福岡市では、温かい食事の提供に加えて、大人と一緒に調理や食事をしたり、宿題をしたり、子ども同士の遊び体験をしたりするような居場所づくりを行う団体を募集し、その活動経費の一部を助成することでNPOやボランティア団体等の取組みを支援しています。くわしくは、福岡市ホームページ「子どもの食と居場所づくり支援事業」をご覧ください。