現在位置:福岡市ホームの中の早良区の中のくらしの情報の中の子ども・子育てから小田部校区青少年育成連合会講演会「不登校に悩む保護者に向けて」
更新日: 2022年4月4日

小田部校区 青少年育成連合会
不登校に悩んでいる保護者に向けての講演会
「子どもたちからのSOS ~子どもが学校に行きたくないと言ったとき~」
(福岡市研修講師派遣事業)

1.実施日時・場所・主催者・講師

  • (1)日時 令和3年12月4日(土曜日)18時から19時半(終了後20時半まで懇談) 
  • (2)場所 小田部公民館講堂
  • (3)主催 小田部校区青少年育成連合会
  • (4)講師 毛利 直之氏(福岡市研修講師) ゲスト 篠原 凛太郎氏

2.参加人数

  • 11人(内5人はZOOM参加) 
  •    育成会関係者2人、その他(一般聴講・公民館)9人

3.活動のねらい、目的

 令和3年度より小田部校区青少年育成連合会では、不登校に悩む保護者のためのサロン「こたべかたりぃ」を、育成活動の一環として開始しました。現代の子ども達を取り巻く環境を少しでも理解し、同じ悩みを持つ保護者同士の情報交換などができる場として「かたりぃ」をご活用いただきたく、活動内容のお知らせも兼ねて、毛利先生を講師としてお迎えし講演会を企画しました。

4.講演会の様子

(1)概要

公民館の年末の飾りつけに迎えらえて、会場とZOOM参加で行われました。青育連渡辺副会長からの挨拶と講師紹介。

公民館のXmasの飾りつけが来館者を温かく迎えます 前方プロジェクター画面と生ギター弾き語りの準備がされた会場 青育連副会長のあいさつ

毛利直之講師は、高校の卒業資格が取得できる音楽学校「C&S音楽学院」を創設、一貫して不登校児に向き合って来られました。

講師を紹介する講演会の告知リーフレット

・プロジェクターを使って、活躍する卒業生の手嶌葵さんやNOBUさんなどのミュージックビデオなども紹介。
・音楽による創作や表現活動を通して喜びを感じ、居場所を得て「生きていていいんだ」と感じることができたという何人かの卒業生のお話がありました。

市が派遣した研修講師毛利直之さん

・2020年某楽器店コンテスト全国大会優勝者、ミュージシャンとして活動している卒業生篠原凛太郎さんのギター弾き語り。
・「息をするように生きたい」絶唱に涙ぐむ聴講者も。終了後は、講師らお二人を囲んだ保護者との語らいが続きました。

卒業生のミュージシャン篠原凛太郎さんによるギター弾き語り

(2)工夫したこと

 校区育成活動の活性化を担う青少年育成連合会は「チームわかば」を組織しました。前例にとらわれず、校区で新たに必要とされる育成事業を、構えず低予算、少人数スタッフでフットワーク良く展開するためです。
 今回の講演会は、平日の夜にハイブリッド開催しました。直接聞くこともできて、忙しい保護者や不登校の生徒が自宅からも参加できますし、感染予防対策にもなったと思います。 

隔月開催の保護者の集い「かたりぃ」のチラシ

5.活動を終えて

 講師である毛利直之氏は、一貫して不登校児に向き合って来られた経験を元に、その本質と、保護者がどのように対応すればよいかなどをお話ししてくださいました。また、卒業生でありミュージシャンとして活動している篠原凛太郎さんのギター弾き語りもあり、不登校経験者自身の言葉と演奏は秀逸であり、考えさせられるものでした。  

6.区役所(こども育成調査アドバイザー 連絡先:833-4403)より 

福岡市「研修講師派遣事業」:地域全体で子どもを見守り育むという大人の意識を高めることや、地域の育成団体の活性化などを目的として行う地域活動のための支援です。地域団体が開催する研修会等に、登録されている研修講師を市が派遣します。研修講師の謝礼金は市が支払います。詳細は、福岡市HP地域子ども育成事業「研修講師」欄をご覧ください。