令和3年度より小田部校区青少年育成連合会では、不登校に悩む保護者のためのサロン「こたべかたりぃ」を、育成活動の一環として開始しました。現代の子ども達を取り巻く環境を少しでも理解し、同じ悩みを持つ保護者同士の情報交換などができる場として「かたりぃ」をご活用いただきたく、活動内容のお知らせも兼ねて、毛利先生を講師としてお迎えし講演会を企画しました。
公民館の年末の飾りつけに迎えらえて、会場とZOOM参加で行われました。青育連渡辺副会長からの挨拶と講師紹介。
毛利直之講師は、高校の卒業資格が取得できる音楽学校「C&S音楽学院」を創設、一貫して不登校児に向き合って来られました。
・プロジェクターを使って、活躍する卒業生の手嶌葵さんやNOBUさんなどのミュージックビデオなども紹介。
・音楽による創作や表現活動を通して喜びを感じ、居場所を得て「生きていていいんだ」と感じることができたという何人かの卒業生のお話がありました。
・2020年某楽器店コンテスト全国大会優勝者、ミュージシャンとして活動している卒業生篠原凛太郎さんのギター弾き語り。
・「息をするように生きたい」絶唱に涙ぐむ聴講者も。終了後は、講師らお二人を囲んだ保護者との語らいが続きました。
校区育成活動の活性化を担う青少年育成連合会は「チームわかば」を組織しました。前例にとらわれず、校区で新たに必要とされる育成事業を、構えず低予算、少人数スタッフでフットワーク良く展開するためです。
今回の講演会は、平日の夜にハイブリッド開催しました。直接聞くこともできて、忙しい保護者や不登校の生徒が自宅からも参加できますし、感染予防対策にもなったと思います。
講師である毛利直之氏は、一貫して不登校児に向き合って来られた経験を元に、その本質と、保護者がどのように対応すればよいかなどをお話ししてくださいました。また、卒業生でありミュージシャンとして活動している篠原凛太郎さんのギター弾き語りもあり、不登校経験者自身の言葉と演奏は秀逸であり、考えさせられるものでした。
福岡市「研修講師派遣事業」:地域全体で子どもを見守り育むという大人の意識を高めることや、地域の育成団体の活性化などを目的として行う地域活動のための支援です。地域団体が開催する研修会等に、登録されている研修講師を市が派遣します。研修講師の謝礼金は市が支払います。詳細は、福岡市HP地域子ども育成事業「研修講師」欄をご覧ください。