※記事の内容は掲載当時のものです。
皆さん、「草場の盆綱引き」をご存じですか。
市無形民俗文化財に指定される草場地区の盆行事の一つで、毎年8月15日に行われています。
早朝に近くの山から取ってきたツタを、農協倉庫前の広場で束ねて盆綱に仕上げ、夕方5時ごろ町内の人たちが広場に集まり、引き合います。
3回目ぐらいで綱に切れ目を入れて、切れた時点で綱引きを終わります。綱を切るのは先祖の霊の帰り道をつくるためといわれています。
この盆綱引きは、かつて多くの地域で行われていた夏の年中行事でした。
地域に根付いた伝統を守る強い想いが感じられます。