※記事の内容は掲載当時のものです。
皆さん、愛宕神社に参拝者用のケーブルカーがあったことをご存知ですか。
このケーブルカーは昭和3年に開業した8人乗りの箱型車両2台で、愛宕山山頂と明治通り間約100メートルをおよそ2分で往復していました。
珍しさから人気を集め、参拝者や観光客などで大変にぎわいましたが、太平洋戦争が始まると、車体やワイヤ、ロープを軍に供出することになり、開業からわずか15年で惜しまれながら姿を消しました。
今でも、当時の名残りとして、山上駅跡などを見ることができます。