五ケ山ダム建設事業について
〇経緯
昭和53年の未曾有の大渇水により、福岡市は市民生活及び都市活動に極めて大きな打撃を受けました。これを契機に異常渇水から市民を守る抜本的な対策として、渇水対策容量を持つ五ケ山ダム(治水と利水の多目的ダム)の計画に着手しました。平成29年度に五ケ山ダム建設事業は完了し,その後試験湛水を終え、令和3年1月21日に供用開始しました。
(記者発表資料「五ケ山完成!供用開始!!」:令和3年1月20日) (399kbyte)
- 昭和53年度 ・・・・ 最大19時間の給水制限、287日間にも及ぶ異常渇水
- 昭和54年度 ・・・・ 調査開始
- 昭和58年度 ・・・・ 実施計画調査開始
- 昭和63年度 ・・・・ 建設事業採択
- 平成14年度 ・・・・ 補償基準の調印
- 平成15年度 ・・・・ 用地取得開始
- 平成16年度 ・・・・ 水源地域整備計画決定、付替道路等の工事着手
- 平成19年度 ・・・・ 事業の再評価:(福岡市公共事業再評価等監視委員会)
>>福岡市公共事業再評価等制度
- 平成23年5月19日 ・・・・ 国のダム事業の検証において、全国に先駆けて国土交通大臣から継続決定
- 平成24年6月27日 ・・・・ ダム本体工事に着手
- 平成26年2月17日 ・・・・ 堤体コンクリート打設開始
- 平成28年1月13日 ・・・・ 堤体コンクリート打設完了
- 平成28年10月21日 ・・・・ 試験湛水開始
- 平成28年11月7日 ・・・・ 付替道路全線開通
- 平成30年3月31日 ・・・・ 五ケ山ダム建設事業完了
- 平成30年7月6日 ・・・・ 試験湛水の水位が常時満水位に到達
- 令和 2年4月19日 ・・・・ 試験湛水の水位が洪水時最高水位に到達
- 令和2年12月22日・・・・試験湛水完了
- 令和3年1月21日・・・・供用開始
〇事業概要
- 事業主体 :福岡県
- 共同事業者 :福岡市、福岡地区水道企業団、春日那珂川水道企業団
〇ダムの概要
- 事業地:那珂川市大字五ヶ山(福岡県側)
吉野ヶ里町松隈(佐賀県側)
- 形式:重力式コンクリートダム
- 貯水池:総貯水容量 4,020万立方メートル
有効貯水容量 3,970万立方メートル
湛水面積 約 1.3平方キロメートル
〇目的別容量の必要性
五ケ山ダムには、
- 洪水調節
- 流水の正常な機能の維持
- 水道用水
- 異常渇水時の緊急補給
という4つの目的があります。
※それぞれの目的をクリックすると説明ページにジャンプします。