現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の環境・ごみ・リサイクルの中の福岡市の環境の中のごみ・リサイクルの中のごみ処理施設・ごみに関するデータからごみ処理施設(中間処理施設) 詳細2
更新日: 2019年4月1日

ごみ処理施設(中間処理施設)

環境マネジメントシステム(EMS)について

環境マネジメントシステム(EMS)とは?

PDCAサイクルの模式図の画像

 EMS(Environmental Management System)とは,自治体や企業などの組織が,自らの活動から生じる環境への負荷を自主的かつ継続的に低減させていくことを基本とした経営の仕組みです。PDCAサイクルという現状改善活動を基本として,計画(Plan),実行(Do),点検(Check),見直し(Action)を繰り返しながら環境負荷の低減を図っていきます。



EMS活動に取り組むメリットは何?

  • 環境に配慮した資材の選定や施設の運用を行うため,省エネ・省資源につながります。
  • 活動内容を公開するので,組織の社会的な信頼が向上します。
  • 組織として環境問題に取り組むため,職員の環境に対する問題意識の向上が図られます。
  • 作業マニュアルの作成と作業者の訓練が行われるため,潜在的なリスクを低減できます。


福岡市環境局施設部では,どんなことに取り組んでいるの?


 施設部では,西部工場が平成12年10月6日にISO14001の認証を取得し,平成15年度からは西部工場以外の施設部の各施設においても,西部工場の認証取得と運用のノウハウを活用し,ISO14001の規格に基づいたEMS活動に取り組んできました。その後,これまでの運用実績を踏まえ,施設部EMSとして平成26年4月に自己適合宣言を行い,平成28年4月には2回目,平成31年4月には3回目の自己適合宣言を行いました。
 具体的には,以下のような取り組みを行っています。


ダイオキシン類 排出の抑制

焼却処理施設にある煙突の写真

焼却処理での完全燃焼を図り,ダイオキシンと相関があるといわれている一酸化炭素濃度の低減を図ります。


上水使用量の削減

再使用水利用の模様写真

節水型都市づくりに協力するため,プラント処理水である再使用水の利用用途の拡大や雨水の利用促進等を図ります。


所内消費電力量の削減

節電の模様写真

照明等の設備の運用の見直し等により,所内消費電力量の削減を図ります。


廃棄物の発生抑制

古紙の回収活動の写真

裏紙の利用や両面コピーの促進,古紙の回収活動等により,森林資源の保全と古紙の再資源化に寄与します。


緑化の推進

東部資源化センターの案内写真

地球温暖化の原因となる炭酸ガス削減に寄与することを目的に緑化を推進します。


環境学習の実施

環境学習の様子

工場施設を利用した環境学習を通じて,市民の環境意識の高揚を図ります。



〇EMS活動の取り組みを「環境報告書」としてまとめています。

 「環境報告書」はこちらからご参照ください。 


〇これまでの運用実績を踏まえ,平成26年4月1日付で施設部EMSがISO14001:2004に適合していることを自らの責任をもって宣言(自己適合宣言)しました。平成28年4月1日には第2回,平成31年4月1日には第3回の自己適合宣言を行いました。

 ISO14001自己適合宣言書 pdf

ダイオキシンについて


どのようにして発生するの?

 ダイオキシンとは,ものを燃やすと発生しやすい有機塩素化合物で,無色の固体でほとんど水には溶けません。炭素,酸素,水素,塩素が熱せられる過程で意図せずに発生してしまうため,ごみの燃焼で発生してしまいます。日本では,ダイオキシンの約9割がごみの焼却炉から発生しているといわれています。また,ダイオキシンは森林火災や火山活動でも発生するため,自然界にも存在しています。


安全性の評価は,どうやって行うの?

 ダイオキシン類の安全性の評価では,耐容一日摂取量(TDI)を指標に用います。耐容一日摂取量とは,ダイオキシン類を人が生涯にわたって継続して摂取したとしても,健康に影響を及ぼすおそれのない一日あたりの摂取量です。人の体重1kgあたり4pgと定められています。実際に人体内に摂取した量と耐容一日摂取量を比較して,安全性の評価を行います。


通常の環境では,どのくらいのダイオキシンが存在するの?

 ダイオキシン類は,ものを燃やすところから発生し,大気中に出ていきます。大気中の粒子などに付着したダイオキシン類は,地表に落ちてきたり川に落ちてきたりして土壌や水を汚染します。福岡市では毎年度,一般環境のダイオキシン類濃度を調査しています。
(調査結果についてはこちらをご参照ください)


ダイオキシンは危険な物質?

 ダイオキシンは人に対して発ガン性があります。また,動物実験において妊娠中のダイオキシン摂取が胎児に奇形を起こすこともわかっています。しかし,日本の通常の環境でのダイオキシン汚染レベルでは,ダイオキシン類によりガンになることも奇形を生じることもないと考えられています。


ダイオキシン対策でどんなことをしてるの?


  • 廃棄物処理法やダイオキシン類対策特別措置法により,一定規模以上の廃棄物焼却炉については,構造,維持管理,排出ガスの濃度基準等が設定されています。
  • 福岡市では,平成8年度から排ガス中のダイオキシン濃度を測定しています。調査結果では,すべての工場でダイオキシン類対策特別措置法で定められた排出ガス基準をクリアしています。 (調査結果についてはこちらをご参照ください)
  • 焼却処理施設でのダイオキシン対策としては,焼却炉で約800度以上での良好な燃焼を行いダイオキシンの生成を抑制する,そして排ガス中のダイオキシンは,排ガスを200℃程度まで冷却してダイオキシンを固体化させてバグフィルタにて回収する等の対策を行っています。下図は、西部工場にて実施したダイオキシン対策例を模式的に示したものです。

ダイオキシン対策例の模式図



余熱利用について


 焼却炉でごみを燃焼させると,ガスが発生します。発生したガスは,この後に各種装置を通って無害化され工場外へ排出されますが,各種装置が耐えられるくらいまでガスの温度を下げなければなりません。工場では高温ガスを冷やすためにボイラを設置しています。ボイラでは,熱いガスを冷たい水の流れる配管に当ててガスを冷やしますが,このときに水はガスに温められて蒸気になります。この蒸気を,給湯や冷房に利用したり,タービン発電に利用して電気を起こして工場内や近隣の公共施設で使用したりします。さらに残った電気を電気事業者に売っています。

余熱利用の模式図