気候変動や汚染、生物多様性の損失といった喫緊の課題となっている環境問題に対する解決策への機運が高まっており、環境分野を取りまく国内外の社会情勢等の変化に対応するため、「福岡市環境基本計画(第四次)」を令和7年9月に策定しました。
この計画は、環境の保全及び創造に関する総合的かつ長期的施策の大綱を定めるものとして、「福岡市環境基本条例」に基づき策定するものであり、福岡市基本計画を環境面から総合的・計画的に推進するための基本指針であると同時に、環境分野における部門別計画・指針等の上位計画と位置付けられます。
この計画では、上記のみんなでめざすまち姿の実現に向け、分野横断的に取り組む必要がある「重点施策」を2つ、重点施策と連動し、環境課題の柱として着実に取り組む必要がある「基本施策」を5つ設定し、施策を展開していきます。

また、本計画を着実に推進し、複雑・多様化する環境問題に対応するためには、行政・市民・事業者等の各主体が地域社会の一員として相互の役割・関係性を理解するとともに、自ら「学び、行い、つなぐ」ことが必要であり、行政が率先して各主体の自主的な行動を促進するとともに、各主体が公平な役割分担のもと、様々な取組みに参画できるよう促していくことで、地域から環境を良くしていこうとする力:「地域環境力」を向上させていきます。
「福岡市環境基本計画(第四次)」に掲載している用語集について、オンラインでも閲覧できるように用語集を作成しました。下記リンクも併せてご参照ください。