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更新日: 2023年11月1日

福岡市黄砂情報


福岡市黄砂情報は、気象庁黄砂予測モデルが、今日・明日に黄砂の飛来を予測した場合に発表します。
情報は毎朝7時に自動更新されますので、黄砂飛来時には、「行動のめやす」を参考に対応してください。



気象庁の黄砂情報については、以下のリンクを参考にしてください。




【 黄砂飛来時の行動指針 】


健康影響


行動の目安の一覧表
影響の程度 見通し 呼吸器系疾患や心疾患、アレルギー疾患がある方 呼吸器系疾患や心疾患、アレルギー疾患がない方
10km以下
評価レベル低の画像
 ・外出するときは、マスク等を着用しましょう。
 ・外出から帰ったら、眼を洗い、うがいをしましょう。
 特になし
5km以下
評価レベル高の画像
・ジョギングなどの屋外での激しい運動は控えましょう。
・不要不急の外出はできるだけ控えましょう。
・外出するときは、マスク等を着用しましょう。
・外出から帰ったら、眼を洗い、うがいをしましょう。


生活影響


  • 洗濯物等はできるだけ外に干さないようにしましょう。
  • 換気や窓の開閉は必要最低限にしましょう。
  • 車の運転時は窓を閉めるようにしましょう。
  • 洗車は黄砂飛来後にした方がよいでしょう。



【 評価基準 】


  影響の程度 影響の程度
評価レベル 評価レベル低の画像評価レベル高の画像
評価基準 見通し 10~6km見通し 5km以下
評価基準値 黄砂予測濃度μg/m3(マイクログラム/立方メートル)
100≦X<400
黄砂予測濃度μg/m3(マイクログラム/立方メートル
X≧400


 《用語の説明》
  • 見通しとは、福岡市が気象庁の黄砂予測濃度から換算して求めた視程をいう。
  • 黄砂予測濃度とは、気象庁が黄砂予測モデルで予測した黄砂の濃度をいう。


【情報の配信について】

 これら黄砂予測情報は、防災メールやLINEで配信しています。
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【 解説等 】

1 福岡市黄砂情報の解説


ダスト下層濃度は、地表付近(高度1kmまで)の黄砂の平均濃度で、目視・視程観測や生活実感と合うものとされています。

黄砂飛来の判定基準は100μg/m3(マイクログラム/立方メートル)とし、黄砂予測濃度(ダスト下層濃度)と見通しの関係は以下の通りです。

  • ・100μg/m3(マイクログラム/立方メートル)未満 → 見通し11km以上
  • ・100μg/m3(マイクログラム/立方メートル)以上400μg/m3(マイクログラム/立方メートル)未満 → 見通し10~6km
  • ・400μg/m3(マイクログラム/立方メートル)以上  → 見通し5km以下

福岡市黄砂情報は、気象庁の黄砂予測モデルが今日・明日に、黄砂飛来を予測した場合に、1日1回、午前7時過ぎに新しい情報に更新します。

福岡市黄砂情報では、今日・明日を午前(12時まで)、午後(6時まで)、夜間(12時まで)の3つの時間帯で予測しています。

「見通し」は、黄砂の影響のみを考慮したものであり、雨や霧などの影響で、予測と異なる場合があります。

評価基準・行動指針については、福岡市黄砂影響検討委員会において検討を行いました。




2  黄砂とは(起源、過去の飛来状況)


(1) 起源

黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象を指します。日本における黄砂現象は、春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。

黄砂現象発生の有無や黄砂の飛来量は、発生域の強風の程度に加えて、地表面の状態(植生、積雪の有無、土壌水分量、地表面の土壌粒径など)や上空の風の状態によって大きく左右されます。黄砂粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子(粒径が10マイクロメートル以上(1マイクロメートルは1ミリメートルの千分の一の長さ))は重力によって速やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数マイクロメートル以下)は上空の風によって遠くまで運ばれます。


黄砂が発生する仕組みを説明する画像。大陸の乾燥地域で舞い上がり、上空の風で運ばれ、日本など広い範囲に降下します。


(2) 過去の飛来状況

福岡市の黄砂飛来状況は、概ね全国の傾向と同様です。気象庁の黄砂現象観測延べ日数は、2000年から2002年にかけて、1967年以降で最多を記録していますが、年々変動が大きく、長期的な傾向は明瞭ではありません。
月毎の黄砂観測日数については、4月が最も多く、次いで3月、5月が多くなっており、黄砂は春に多く観測されることを示しています。ただし、秋や冬にも観測されることがあります。




過去30年の黄砂観測日数

年度別黄砂観測日数の
一覧(福岡)
年度 黄砂観測日数
19938
199412
19954
199611
19973
19987
19998
200022
200130
200225
20032
200410
200510
200613
200716
20082
20096
201016
20117
20123
20137
20146
20158
20165
20173
20185
20192
20203
202111
20227



月毎の黄砂観測日数

月別の黄砂観測日数の
一覧(福岡)
平均観測日数
1月0.2
2月0.4
3月2.9
4月3.4
5月1.5
6月0.1
7月0.0
8月0.0
9月0.0
10月0.1
11月0.4
12月0.2





3  黄砂情報提供の経緯

福岡市は、大陸からの黄砂の影響を受けやすい地理環境にあります。度々、飛来する黄砂による健康被害や市民生活への影響も少なからず認められ、市民の関心も高く、問い合わせも多くなされていました。
黄砂の飛来状況を把握するだけでなく、黄砂飛来時の健康影響及び市民生活への影響について検討し、市民が必要とする情報を提供する必要があり、「福岡市黄砂影響検討委員会」を設置して、市民ニーズにあった黄砂情報提供方法について検討しました。

検討結果については、「福岡市PM2.5・黄砂影響検討委員会」のページをご覧下さい。






4  福岡市の黄砂情報提供の仕組み


黄砂情報提供のフローチャート図の画像



5 黄砂の観測情報(気象庁、環境省など)



黄砂情報提供ホームページ

黄砂情報提供ホームページの画像

情報発信元:環境省・気象庁


黄砂飛散予測図(環境展望台)

画像:環境展望台黄砂飛来予測図

情報発信元:国立環境研究所


人(目視)による観測データ

目視による観測データのページの画像

情報発信元:気象庁


黄砂情報(ひまわり黄砂監視画像)

ひまわり黄砂監視画像

情報発信元:気象庁


黄砂ライダー(黄砂飛来量の観測データ)

黄砂ライダーのページの画像

情報発信元:環境省


韓国黄砂飛来予測

韓国黄砂飛来予測のページの画像

情報発信元:韓国気象庁


AIR KOREA(韓国リアルタイムデータ)

韓国の大気リアルタイムデータのページの画像

情報発信元:韓国気象庁


黄砂に関する気象情報


※1で黄砂に関する気象情報が発表された際に、その情報が2で閲覧できます。ご利用の際は、携帯電話で下記コードを読み込み、「気象情報」をご覧ください。
画像:黄砂に関する気象情報のページへの2次元コード