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更新日: 2011年3月9日

周船寺川都市基盤河川改修事業の環境影響評価方法書についての市長意見書



 

環保第1069号
平成14年2月1日

福岡市長 山崎 広太郎 様
(下水道局河川部河川計画課)

福岡市長 山崎 広太郎 
(環境局環境保全部環境調整課)

周船寺川都市基盤河川改修事業の環境影響評価方法書についての市長意見書

 平成13年10月29日に提出された、周船寺川都市基盤河川改修事業環境影響評価方法書について、福岡市環境影響評価条例第10条の規定に基づき、下記の通り環境の保全の見地からの意見を述べます。

 本事業は、シギやチドリ等も飛来する自然豊かな今津干潟に流入する瑞梅寺川の支流である周船寺川の福岡市域部分延長約4.6キロメートルを長期間にわたって整備する事業であることから、整備にあたっては、河川における自然環境の増進に努めるとともに、今津干潟への影響、周辺の生活環境への配慮をしつつ、下記の点に留意し、予測評価を進めること。

  • 生物の調査にあたっては、上流域及び合流地点付近を含めかつ本事業の対象河川の環境の系としての一体性に留意して調査を行うこと。
  • 生物種のリストの作成にあたっては、河川の細かな環境状態に係る区分を踏まえて整理を行うこと。
  • 鳥類の調査にあたっては、鳥類による環境利用の状況を踏まえて調査を行うこと。
  • 生態系の予測・評価に関連する事項として、堰の存在並びにその現在及び将来の利用状況についても調査を行い、予測・評価に反映させること。
  • 景観の予測・評価にあたっては、周辺の保存樹や公園も考慮して予測地点を選定すること。
  • ふれあい活動の場の調査・予測にあたっては、河川からはなれた施設を中心にして予測・評価が考えられているが、河川そのものもふれあい活動の場としての検討対象に加えること。