現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の環境・ごみ・リサイクルの中の福岡市の環境の中の環境保全・自然環境の中の福岡市の環境影響評価の中の実施状況から福岡市葬祭場再整備事業の環境影響評価方法書についての市長意見書
更新日: 2017年1月31日

福岡市葬祭場再整備事業の
環境影響評価方法書についての市長意見書


 

環保第320号
平成13年6月28日

都市計画決定権者 福岡市 様

福岡市長 山崎 広太郎
(環境局環境保全部環境調整課)

  

福岡市葬祭場再整備事業の環境影響評価方法書についての市長意見書

  

 平成13年3月30日に提出された、福岡市葬祭場再整備事業環境影響評価方法書について、福岡市環境影響評価条例第10条の規定に基づき、下記の通り環境の保全の見地からの意見を述べます。

  

  

 本事業は、現存する施設の再整備であること、事業実施区域の周辺は既に市街地化が進み,事業区域がわずかに残された、まとまった緑地であることから、下記の点に留意し、予測評価を進めること。

  • 生態系の予測・評価にあたっては、事業実施区域の面積が比較的狭いことを考慮すると、生態系の上位に位置する種に着目した「上位性」の視点からの予測・評価は適切ではなく、植生基盤の特性を踏まえ、生態系の特徴をよく表す等の「典型性」を重視した予測・評価を行うこと。
  • 生物の貴重種の選定にあたっては、方法書の作成後に発行された「福岡県の希少野生生物-福岡県レッドデータブック2001-」の情報をも考慮すること。
  • 騒音の測定・予測・評価地点の選定にあたっては、事業区域に影響を与える交通流を考慮して適切な地点を選定すること。
  • 工事の予測・評価の対象にあたっては、旧施設の解体も対象とすること。