現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の環境・ごみ・リサイクルの中の福岡市の環境の中の環境保全・自然環境の中の福岡市の環境影響評価の中の福岡市環境影響評価審査会から議事の要旨 平成13年5月14日
更新日: 2012年8月21日

平成13年度第1回福岡市環境影響評価審査会 
議事の要旨 平成13年5月14日


審査会詳細
日時 平成13年5月14日午後3時30分~午後5時30分
場所 福岡市役所15階 第4会議室
議題 (1)会長選出等について
(2)福岡市葬祭場再整備事業環境影響評価方法書について
(3)その他
出席者 浅野委員,荒井委員,井上委員,楠田委員,小島委員,近藤委員,重松委員,島田委員,
薛委員,田村委員,中園委員,久留委員,藤本委員,柳委員(50音順)
配付資料 ・方法書(事前送付)
・事業概要(事前送付)  
・福岡市環境影響評価審査会次第
・福岡市環境影響評価審査会委員名簿  
・環境影響評価審査会座席表
・福岡市環境影響評価審査会運営要綱(案)  



【議事概要】

(1)会長選出等について

 浅野委員を会長に選出



(2)福岡市葬祭場再整備事業環境影響評価方法書について

発言内容詳細
発言者 発言内容
事務局(概要説明)
会長方法書では工事期間は、5年間となっているが、実際に工事期間がのびることになれば、アセス書自身を考え直す必要がある。
事業者34基作るのは変更ない。工事期間があとにのびることは考慮に入れて計画している。供用しながら工事する。駐車場の確保、解体までアセスの範囲に入れる。
委員既存文献資料は、どの地域の資料か。福岡市か県か。
事務局福岡市の分である。
委員42ページや128ページなどを見ていると、方法書の審査が終わる前にすでに色々な調査がなされている。調査の差し戻しがある場合の対応如何。
事務局方法書で指摘されたことについて、不足しているところについてはもちろん対応する。調査の差し戻しがあることについても、十分了解している。
会長県のレッドデータブックとの整合性はとれているのか。
事務局整合は図ってない。指摘のとおり整合を図る。
委員39ページ、現地視察で周辺を見た限り、生長のいい木が少なかった。土壌調査を行い、現在ある木々の生長をよくすることが必要なのではないか。また、新しく植裁をするところも生長のよい木々を育てるため、土壌改良が必要なのではないか。
委員(会長の土壌の質についての質問に答えて)周辺土壌は花崗岩質の風化土壌で5メートル程度はやわらかい土で、上がわずかに土壌化している。何メートルまでかは正確にはわからない。
委員その地域はその地域なりの状況があるので、そのままでいいのではないか。
委員20,22ページは、直接関係ないところについても記載されているようだが。例えば、騒音の測定個所は、葬祭場の事業とは直接関係ないような箇所を選定して測定している。このような記載は、無駄なのではないか。
事務局一般的な方法書の内容を踏襲しているのでこのような内容になっている。
委員ダイオキシン類の土壌中の調査がなされていない。存在・供用時の調査項目にも入っていない。しかし、葬祭場の再整備の理由としてはダイオキシン類の指針が策定されたため、となっている。この調査は必要ないのか。
事務局(ダイオキシン類の発生の仕方について、説明)福岡市内に4つの清掃工場があるという現況とダイオキシン類の調査結果から見て土壌中のダイオキシン類の調査は必要ないと考える。
委員生態系の予測・評価は、典型性そのものから行ったほうがいいのではないか?油山、背振の連続性を考えて評価するのか。ここだけでするのかを明確にした上で、予測・評価する必要がある。上位性の観点からは、人為的環境にも依存するタヌキを対象とするのは不適当ではないか。
委員葬祭場自身を触れ合いの場として選んだらどうか。
委員騒音の測定・予測・評価点の選択については事業区域に影響を与える交通流を考慮して選定すべきである。
委員サシバは油山に繁殖している。
委員ここがハチクマにとってどういう働きをしているのかという調査はないのか。
会長事例の引用解析とは何か。
委員配置計画について、残土はどこに持っていくか。
委員木を丈夫に管理することが必要なのではないか。
委員先ほどのダイオキシン類の調査は必要ない、という事務局の回答だったが、102ページに基準が掲載されている以上、やはり調査は必要なのではないか。
会長ダイオキシン類の環境基準が設定されたときに問題があった。ダイオキシン類の環境基準は、高めに設定されている。現状で測定しても、基準より低い数字が出ることが予測される。このことからも、調査すれば無駄といえば無駄になる。
委員ここでいう「火葬場から排出されるダイオキシン類の削除対策指針」とはどういった内容のものか。
事務局(内容説明)後日、同指針を郵送することで対応する。
委員植物種の記載について間違いがある。(間違い個所について直接、先生から修正個所を聞き取った。)
会長方法書についての審査会意見はでそろったと考える。今日の審議の内容を事務局でまとめて、審査会意見を作成したい。その修正等については、会長一任でよろしいか。
委員(全委員)異議なし。