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更新日: 2013年2月14日

平成24年度第4回福岡市環境影響評価審査会 
議事の要旨 平成25年1月11日



 
日時 平成25年1月11日(金曜日)午前10時00分~午後12時00分
場所 福岡国際ホール16階「志賀」
議題 1 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価方法書について
2 その他
出席者 浅野委員、荒井委員、小野委員、川口委員、小島委員、佐々木委員、島田委員、勢一委員、
薛委員、田中委員、野上委員、萩島委員、藤本委員、柳委員(50音順)
会議資料 資 料1 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価の手続き
資 料2 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価方法書についての環境保全の見地からの意見について(照会)
資 料3 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価方法書 審査資料
参考資料1 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価方法書のあらまし
参考資料2 福岡空港滑走路増設事業環境影響評価技術検討委員会資料(国土交通省 平成24年8月27日開催)
参考資料3 福岡空港滑走路増設にかかる計画段階環境配慮書に対する環境省意見の提出について(平成24年8月27日環境省 報道発表資料)
参考資料4 福岡市環境影響評価審査会委員名簿
参考資料5 福岡市環境影響評価審査会規則
参考資料6 環境影響評価法、環境影響評価条例の関係条文(抜粋)


【議事概要】

議題1 福岡空港滑走路増設事業に係る環境影響評価方法書について


 
発言者 発言内容
会長本日は、福岡空港滑走路増設事業に係る方法書の審査でございます。環境影響評価の実際の調査、それから予測・評価を行うその前提として、最低限必要なことはきちんと方法書の中に盛られていなければ困りますから、そのあたりは丁寧に見ていただきたいと思います。
また、この事業は全くの新設事業ではなく増設事業であります。現に供用中の飛行場の横にもう一本滑走路をつくるということですから、新設の場合のような感覚で議論すると、ちょっとおかしなことになる訳です。その辺を十分留意をした上で、方法書に対するチェックをしていただければと思います。
事務局(資料に基づき説明)
会長それでは、審査を進めたいと思います。事務局からは、まずPM2.5を選定する必要があるのではないかとの指摘が出ておりますが、ほかに何かこの点に関してお気づきの点がございますか。あるいは事務局の指摘について何かコメントはいただけますか。
委員PM2.5は浮遊粒子状物質の内訳みたいなもので、大きな手間がかかる訳ではないと思いますので、この機会にしっかり測った方が、近隣の方々もより安心するし、後からいろいろ解析する場合にも非常に貴重なデータになると思います。
会長二次生成物質の方に効いてくる要素が大きいのではないかという気がします。それは定量的に把握できますか。
委員PM2.5については実態がまだよく分かっていないというのが問題だと思います。車両から出てくるものの方が実態は多い。そことの切り分けも問題になってくるので、この際、測っておくこと自体が大事なことだと思います。
事業者大気中のPM2.5の挙動は不安定であり、公的な予測手法もまだ確立されておりません。PM2.5の現況については、方法書(P203)「調査の基本的な手法」の「文献その他の資料調査」の記載のとおり、既設の測定地点の情報を収集・整理して、現状をきっちり把握してまいりたいと考えております。
会長大気関係については、事務局はNOXで工事の実施に伴う影響、それから供用に関する影響を指摘しています。同じように粉じんについても、工事の実施に伴う粉じんということで指摘があります。さらに供用時の影響ということで、粒子状物質が取り上げられています。
現在でも空港のNOXの負荷は結構高いということは、既に知られています。福岡市のNOXの中で、空港の寄与が定量的に分かるぐらいの寄与度があるということが言われています。さらに運行回数が増えても、どの程度の回数の増加があるかによって、その寄与は機械的に決まってきます。
工事車両の影響についても事務局は指摘をしています。工事の実施で車両運行に伴う環境負荷に関しては、調査地点が空港の直近の場所だけに限られている理由はあるのでしょうか。
事業者資材等運搬車両が集中する場所として、空港内出入口付近かつ国道3号線に近い場所2地点を選定しております。
会長最終的に工事の諸元がはっきりしてきた段階で、どの程度の土が外から持ち込まれるのかが分かる訳です。ルート全部を徹底的に予測した空港の事例がありますが、今回の案件ではそれとは違うのでしょうか。
事業者工事計画は、まだ詳細なものは手元にありません。準備書段階で工事計画に基づき予測・評価してまいりたいと考えています。
今回の滑走路増設事業は、基本的には既存の空港の中での事業となります。非常に限られたスペースの中での工事となりますので、大きなヤードを確保するのもなかなか難しいことが想定されます。ヤードが限られているので、極端に資材等運搬車両の走行が集中することはないと考えています
会長一時期に集中して大量の土砂が運び込まれるようなことは、今回はなさそうだということですが、実際の工事はどんな時間帯に行われることになるんですか。
事業者昼間は航空機が運航しているので、時間帯は夜間の工事も相当程度入ってくる形となってきます。
委員どのようなものをどこにどういう期間で施工していくのかが、現時点で分かる範囲で示されていますが、もう少し具体的な内容が煮詰まらないと、当然のことながら、騒音にしろ低周波・振動にしろ予測できない。準備書のときには明確にご提示いただきたい。
特に今回の事業は、滑走路の増設ですが、それに伴って空港のいろいろな施設も移動あるいは増設するのではと思います。そのようなものも盛り込んで、予測・評価に落ちのないようにお願いしたい。
工事を実施するに当たってはあまり集中することはないとのことですが、工事に伴う車両の走行ルートを明示し、夜間走行について配慮をお願いしたい。
騒音に関しての一番のポイントは航空機の運航ですが、具体的に現状に比べて何機増えて、その経路がどのように変化するのかをお示しいただいた上で、予測・評価をお願いしたい。
音を出す施設がどこにどうできるのか。航空機が具体的にどのように飛ぶのか。航空機と呼ぶものがどの状態を含んでいるのか。タクシーイングやエンジンテストなどの地上騒音を含んでいるのか。また、ヘリコプターや自衛隊機についても予測を行うのか。あるいは滑走路の増設に伴ってその辺はどのように変わるのか。
現在航空機騒音はWECPNLで評価されているが、4月から環境基準の評価指標等もWECPNLからLdenに変わる。どの指標で予測され、どのような結果を提示されるのか。
増設により、現状よりも必ず騒音が大きくなることは間違いない。その増加する分を対策によってできるだけ抑えることが、アセスの趣旨だと思います。航空機の寄与がどうだという書き振りになっていたように思うので、現状と新しく滑走路が増設された後との比較をしていただきたい。
一部の住民には、睡眠妨害や学校等に特別配慮してほしいという意見もあります。そういう意見に対して現時点で提示できる対応を説明していただきたい。
事業者予測の前提としての離着陸回数や飛行コース等につきましては、飛行コースの使用割合も含めて、予測の前提として準備書で示すことにしております。
エンジンテストやタクシーイング、回転翼機のホバリング等につきましても環境基準の対象になっておりますので、予測対象になってまいります。Ldenを基本に予測することで考えております。
現状と比較して示すべきだという点につきましては、現状と滑走路増設がどのように環境影響を及ぼすかという対比をいたします。自衛隊機や海上保安庁の航空機等については、基本的に現状と変わりませんが、海上保安庁は一部東側に格納庫等が移るため、現状との対比をすることにしています。
睡眠妨害や学校への配慮の要望については、航空機騒音防止法という別の法律での対策を実施してものでございます。したがいまして、今の時点で確たることを申し上げるのは差し控えたいと思います。環境省の従前の見解では、環境影響評価法に基づく航空機騒音については屋外に対してどうなるのかということをまず予測・評価すべきだという立場だったと承知しております。
会長滑走路が1本増えるので大変音が広がって大きくなるのではと心配しておられる一般の人は、WECPNLでもLdenでもどちらでもいい訳ですが、どう変わるかを知りたい。変化が分かるようするのが、準備書での重要なポイントではないかと思います。
方法書に出ている図は小さいので、これではよく分からない。離着陸でどのぐらいルートが変わるのか、準備書ではよく分かるようにしていただきたい。
委員滑走路を増やすという事業なので、どう変化するかというところに力点を置いた準備書にしていただきたい。方法書を拝見しての率直な感想としては、増設に直接関係のないデータがある一方、増設後、どのような影響があるかを一般の方が想定できるような情報が少ないように思います。
会長低周波については、風向きで影響を受けるため、現地調査が1日では不十分と指摘しておきたいと思います。
事業者低周波音については、環境基準そのものはまだ定まったものはなく、瞬間値で予測・評価することになります。他の空港の事例では、低周波音の影響は小さいとの知見があります。周囲が市街地である福岡空港については、念のために実施することとしたものです。
福岡空港では南側で高速道路の影響を受けます。一見北側に若干偏っているようにも見えますが、特段の問題はないという技術検討委員会の専門家のご助言を得て、調査地点を設定したところでございます。
委員便増になれば空港に出入りする人間も増えるし、その方が利用する高速道路の走行台数も多くなる。もし低周波が問題になるようなポイントが西側にあったとするならば、その発生頻度は上がる。少なくとも減ることはない。滑走路を増設することにより人の流れが多くなることに伴って、低周波が少し大きくなる危険性はないことはない。そういう意味においても、増設する側に予測点をぜひ設定していただきたい。
事業者ご意見は理解しました。
委員融雪剤の材質の情報がないので、この項目を選定した理由がよく分からない。明記すべきではないかと思います。
事業者福岡空港では、融雪剤は酢酸系とか蟻酸系を使用しています。かつては尿素剤をよく使っていましたけれども、現状では非常に環境負荷が大きいこともあって、福岡空港以外でも酢酸系か蟻酸系に変わってきていいます。
機体の防除雪氷剤、アンチアイシングやデアイシングについても、かつてはエチレングリコールがよく使われていましたが、これも非常に環境負荷が大きく毒性を有することから、航空会社の方でプロピレングリコールに変えてきております。
主務省令及び福岡市の環境影響評価の技術指針等も踏まえて、COD・BODの2項目を設定したほか、念のために全窒素も参考項目としたところです。
委員方法書を見た段階では全く分からないので、材質についても示していただきたい。
事業者準備書の段階で、そういった予測の前提になるものについてもお示ししたいと思います。
委員方法書に示された調査地点で、増設工事による土砂の流れ込みが測れるのかなと危惧しています。上牟田川、御笠川の各河川の上流側に調査地点を設けないと、ほんとうに工事の影響なのかどうか、識別できないのではないかと思います。
会長御笠川は直接工事の影響を受ける可能性が少ないところではないでしょうか。
委員上牟田川から御笠川の方に流れ込んでいくと思います。
会長工事中の場内の土砂流出等についてはどういうコントロールが行われるのかが、まず十分に理解できない。もし今の段階でその点が分かれば、場内の調整池で全部コントロールできているということで納得できれば、それでいいような気もするんですが。
2,500メートルの滑走路をつくるために土を盛り上げる訳ですが、工事が一斉に行われる訳ではない。場所場所で相当な期間をかけてやっていくので、1回の負荷はそんなに高くない。その間にもし雨が降ったときどうなるかということだろうと思います。だから、全面的に面開発をやる場合のような発想ではないという気がします。
事業者空港の流域は2つに分かれており、西側半分はこの上牟田川に流れ込みます。場内の排水は調整池を一旦経て、それから外に出します。この流れが空港、調整池、その後上牟田川、最後に御笠川と合流する前後に調査地点は設けたつもりですが、工事計画の具体化により準備書の中で精査していきたいと思っています。
委員今までの運航関係のバードストライクのデータは、全部、お持ちなんでしょうか。
事業者バードストライクの実績については、バードストライクそのものを調査する予定にしていいます。那覇空港の事例でも、準備書の段階でバードストライクの実績と、鳥の種類やその飛行コース等も検討した上で、滑走路増設によってどのような影響を受けるか、その可能性があるかどうかについて調査しております。
方法書の「調査及び予測の結果(飛行場の存在、航空機の運航による動物(鳥類)への影響)」、これがバードストライクのことを言っており、準備書の段階でお示しするよう考えております。
会長今までのデータで、大体何月ごろが危ないかは分かっている訳でしょう。
事業者渡りが非常に大きな要素だと考えております。北から南の方に順次渡っていくので、場所と鳥の種類によっても時期等が若干違ってきたりします。そのようなことも考慮しながら現地調査をすることを検討しております。
会長福岡空港は210メートルずれるだけだから、バードストライクについてはひどく増えるとは思えませんが。
事業者鳥類については、春季・繁殖季・夏季・秋季・冬季とかなり細かく調べることにしております。このようなことも踏まえながら、バードストライクについても所要の調査をすることを考えております。
委員そのバードストライクは、渡りが一番多いということでしたが、できればそれ以外、例えば休息や採餌で起きるなど、そのような内容まで分析していただきたい。
事業者那覇の滑走路の増設に係るバードストライクの事例ですと、今ご指摘の内容も含まれています。渡りだけが大事だと言った訳ではございません。鳥の採餌等の行動等によるものについても対象と考えております。
委員福岡空港では以前ハタネズミが発生して、トビなどが餌として採りに来てバードストライクを起こしたり、周りから野犬が入ってきたりした現象を私は経験しております。
それに関しての鳥の餌量の問題ですが、滑走路周辺に広がる草地に生息するハタネズミや昆虫の仲間の量的なものも可能な範囲で調査に含めていただいて、バードストライクの要因解析の資料にしていただきたい。ハタネズミは、福岡県のレッドデータブックの希少種に挙げられているので、いずれにしても現状を把握することは必要だと思います。
夜間工事による照明の影響について、普通の道路工事の程度であるとかいうことであれば、あまり問題ないかも知れませんが、規模によっては照明の影響を考慮していただきたい。
委員拡張の事業であり、こういう場所なので、特に問題があるとは思っていませんが、もし水生の植物で貴重なものがあったら、工事中の土砂の流入の影響は考えるべきだと思います。
生態系全体については、土地利用が大きく変わる場所はないから、これに乗じていろいろ詳細な調査を課すことは、あまり必要のないことではないかと思います。
それから、鳥との関係では、場合によってはむしろ鳥が寄ってこないような場所にするのも一つの考えで、特に採餌や営巣でこの環境に依存している希少なものがいるのではない限り、なるべく寄ってこないような場所にするのも、一つの方向ではないかという印象を持っています。
委員ターミナル前の看板が非常にひどいという意見があります。福岡市には屋外広告物条例がありますので、そういうのも含めて、今後そのようなところにも注意が行き届くようにお願いします。
委員廃棄物については、問題ないです。
委員CO2については、特に問題ないです。
委員一般住民に対する情報提供という視点で見ると、空港用地にはどういう地質があるのかこの図で分かりますか。ここは空白あるいは埋立地の凡例になっている訳ですが、表現としておかしいのではないでしょうか。
また空港用地は空白でA類型でもBもCでもないという図になっている訳ですが、空港には騒音の環境基準の類型は指定されていない等の説明が必要じゃないでしょうか。
地質に関しては、沖積層という言葉が出てきますけれども、凡例には地質時代について何も書いてなく、非常に分かりづらい。これも表現についてです。
提案ですが、今は断層や活断層に皆さん注目しています。空港用地には活断層はないが、対象事業の実施区域に活断層が2つもあるので、そういうことを正直に書いてほしいと思います。
会長準備書でこの地域の状況について記載するときのご注意ということでお聞きいただきたい。
委員手続の点で確認させていただきますが、この事業についてはパブリック・インボルブメントの手続と、さらに法改正の趣旨を踏まえて、自主的な形での配慮書の手続も実施されているとなっています。そうした先行的にやっている調査等の結果や成果が、例えば方法書段階における評価項目の選定について何か活用されている部分があるのか。あるいは今後行う準備書に向けた調査の中で、予測・評価に対して、それまでに行ってきた調査やデータがどのような形で利用される予定になっているのか。これらについてご説明いただきたいと思います。
事業者平成15年ぐらいから、総合的な調査と呼んでいるものに着手していました。環境配慮書の手続きができる相当前から、当時、新空港にするか、あるいは現空港にもう一本滑走路を増設するか、こういったことを環境面からも比較を行いました。
例えば、方法書(P27)に一覧表がありますが、こういったものを取りまとめております。当時の議論も振り返りながら方法書を作成しております。住民の方にもこういったものを示しながら、ホームページも公開しながら、議論を行ってきました。これから予測・評価に入っていきますが、そういった過去のデータをなるべくフル活用していきたいと思っています。
委員できれば、そういう先行データの活用がどういう形でなされているのかが分かるような書面にすることはできないかなというのがあります。
今回の方法書を拝見して、従来のアセスと特に変わった印象は受けません。先行的に調査をして、それによって得られた知見がかなりあるにもかかわらず、それが少なくとも方法書や、これから準備書がどうなるか分かりませんが、アセス図書を見た人たちには分からない。
そういう点では、環境省の意見の中でも指摘されている今後の手続に最大限生かすことによる最終的な手続の効率化・合理化の成果について、住民も含めて理解することができるよう、工夫が可能であれば、お願いをしたい。
会長事情がいろいろあるので、なかなか言われるようにはいかない面がありますし、少なくとも環境省が意見を出していることについては反映されているので、ご意見として承っておきます。
今、草地になっている部分を今度はかさ上げする訳です。貴重な植物がそんなところにあったりする可能性があると思うのだけれども、今は空港内のデータがないと思います。種が飛んできて何か植わっている可能性がないとは言えません。そうしたら、やはり移植をした方がいいという話になりそうな気がします。なかなか普通の人が立ち入って歩き回ることができる場所ではないものだから、余計分からない面があります。
委員ほとんど芝生のような感じはあるのですが、周辺部まで考えると分からないと思います。
事業者現地調査した上で、適宜その都度、検討・判断してまいりたいと思います。
環境配慮書の手続きについては今年の4月から施行されます。その精神の一つは、これから事業を行おうとするときに、位置選定、どこで事業を行うかは、かなり早い段階で、環境面も配慮した上で決めるのが大事なところだと思っております。
ほんとうにぱんぱんになっている福岡の航空需要を何とかしてさばかないといけないというのが根本の目的なのですが、それを新空港でやるか現空港でやるかが非常に大事な問題でして、そこをいろいろなオープンの場で議論してきて、現空港に決定しました。そのプロセスがまさに今回始まろうとしている環境配慮書の精神で、それがもう反映されて今があることだけは、申し上げさせていただきたいと思います。
委員この事業の目的や福岡空港の現状と課題に関して、何か薄いなという気がしています。福岡空港のスタンスというか立ち位置をどう見ていくのかが、事業の目的として市民に一番伝えなければいけないことではないかと思っています。
近くには遺跡もたくさんありますが、そういう意味での空港の周りを含んだ立ち位置みたいなことを、集客という観点でも考えていくチャンスではないかとは感じています。課題と目的を市民の皆さんに伝える意味でも、新しい観点を入れていただきたい。
委員水生植物に関しては方法書どおりやっていただければよいかと思っています。
会長それでは、ただいままで委員からいただいたご意見、それから事業者からのそれに対するご説明等を事務局で整理をさせまして、その上でもう一回この審査会を開いて、審査会として、市長が県知事にどのような意見を提出すればいいかということについて議論をしたいと思います。