現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の環境・ごみ・リサイクルの中の福岡市の環境の中の環境保全・自然環境の中の福岡市の環境影響評価の中の実施状況から(事業概要)かなたけの里公園整備事業
更新日: 2011年3月9日

(事業概要)かなたけの里公園整備事業



事業の目的

 金武地域は福岡市西区の南部に位置し、脊振山系から連なる山並みを背景にした市内有数の田園地域である。この地域にはまた、国指定史跡吉武高木遺跡などの多くの史跡や早良街道金武宿の面影を残す町並みなども存在しており、広がりのある田園、山すその集落、里山へと続く昔ながらのおだやかな風景とともに、多くの魅力を備えた地域である。

 地域の周辺では北側及び東側で住宅市街地が形成されており、近年、金武地域内の南側でも大規模な住宅団地が開発されている。今後、環状道路や地下鉄等の交通網の整備とともに、西部地域の市街化は今後より一層進展することが見込まれており、市内では残り少なくなった田園と里山の風景を持ち、市街地への新鮮な農産物供給基地である金武地域を、都市機能の一部として積極的に活かしていくことが、特に都市化が進展した福岡市においては必要となっている。

 一方、金武地域では、高齢化や農業の担い手の減少をはじめとしたさまざまな課題を抱えており、自然動物園構想の中止後、そこに生活する人たちが愛着と誇りを持って暮らすことができる地域のあり方、活性化策について地域住民と行政が一体となって検討してきたところであり、その中で、地域産業である農業の振興とともに、地域外からの人たちとの交流の拠点として、地域の持ち味や市街地に隣接する立地条件を活かした地域振興の核となる公園が強く望まれているところである。ついては、多くの市民がおだやかな風景の中で憩い楽しみ心身のリフレッシュを図る公園、さらに、都市部との交流によって地域の活性化につながる公園を、地域の農的な環境との調和を図りながら計画するものである。