10月26日土曜日及び10月27日日曜日開催の「環境フェスティバルふくおか2024(参加無料)」に、NPO法人博多ミツバチプロジェクトが出展されます!
出展ブースにて、NPO法人博多ミツバチプロジェクトのお話を直接伺うことができる、貴重な機会となっておりますので、ふるってご参加ください!
(参考)「環境フェスティバルふくおか2024」公式ホームページ
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
毎年春から夏にかけて、軒下や樹木などで写真のようなミツバチの群れを見ることがありますが、これはミツバチの「分蜂(ぶんぽう)」です。ミツバチの巣に新しい女王蜂が生まれると、古い女王蜂は約半数の働き蜂とともに、新しい巣を作る場所を求めて出ていきます。これを分蜂と言います。その引越しの途中、樹木や道路、軒下など様々な場所に集まり、群れていることがありますが、数時間から数日で飛び立ちます。また、ミツバチはおとなしく、むやみに近づいたり殺虫剤を掛けるなどして刺激しなければ、刺されることはほどんどありません。
ミツバチは受粉や蜂蜜の生産など有益に働く生き物であり、また在来種であるニホンミツバチの生息数が減少していることから、可能であれば養蜂団体が捕獲し活用します。養蜂団体がミツバチを捕獲することで、家屋などに巣が作られないよう予防でき、環境活動や蜂蜜作りなどに活用することができます。
【対応できない例】
・壁の内側や配管の中、屋根裏、木の洞(うろ)などに集まっていたり栄巣している場合
ミツバチの群れについて見守ることができない場合は、城南区生活環境課 092-833-4087 までご相談ください。
事前に写真を提供を頂ける場合は、メール(seikatsukankyo.JWO@city.fukuoka.lg.jp)へデータ送信をお願いいたします。
区生活環境課職員がミツバチの群れを現地で確認し、養蜂団体へ連絡します。養蜂団体が捕獲可能と判断した場合は捕獲します。捕獲不可能と判断された場合は、分蜂中のミツバチはおとなしいので群れが飛び立つまで静観するか、どうしても駆除の必要があればミツバチが集まっている土地等管理者が業者へ依頼することになります。
令和6年度は、9月6日金曜日時点で、11件の分蜂、6件の巣の相談があり、4件の保護に成功しました。
令和5年度は、16件の分蜂、10件の巣の相談があり、11件の保護に成功しました。
ご協力ありがとうございます。
(参考)令和5年度対応一覧 (433kbyte)
No. | 受付日 | 場所 | 対応等 |
---|---|---|---|
1 | 4月2日 | 建物屋外階段2階部分 | 職員到着前に飛び去りました。 |
2 | 4月5日 | 建物3階ベランダ上部 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
3 | 4月8日 | 法面排水口内部 | 捕獲不可能と判断しました。 |
4 | 4月10日 | 公園内 | 職員到着前に飛び去りました。 |
5 | 4月11日 | 庭木 | 捕獲不可能と判断しました。 |
6 | 4月11日 | 庭木 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
7 | 4月11日 | 庭木 | 職員到着前に飛び去りました。 |
8 | 4月22日 | 建物2階ベランダ上部 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
9 | 4月24日 | 建物1階外壁 | 相談者が対応するとしました。 |
10 | 4月24日 | 庭木 | 捕獲不可能と判断し、相談者が見守ると判断しました。 |
11 | 5月14日 | 庭木 | 相談者が見守ると判断しました。 |
12 | 5月16日 | 庭木 | 捕獲不可能と判断しました。 |
13 | 5月21日 | 建物3階ベランダ上部 | 相談者が駆除するとしました。 |
14 | 6月5日 | 庭木 | 対応中に飛び去りました。 |
15 | 6月18日 | 庭木 | セイヨウミツバチであり見守りを判断しました。 |
16 | 6月24日 | 建物14階通路上部 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
17 | 7月2日 | 庭木 | 相談者が対応するとしました。 |
捕獲成功例
職員が分蜂を素手で触っている様子
養蜂団体が分蜂を捕獲している様子
ビル1階軒下に付いた分蜂
樹木の支柱に付いた分蜂
ビル1階外壁に付いた分蜂
捕獲不可能だった例
ミツバチに関するプチ情報は、「#NPO法人博多ミツバチプロジェクトに聞きました」を付けて、SNSでも公開しています。
(参考)ニッコりん情報:Facebook
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
ニホンミツバチが集まり身体を震わせ、自分の体の2倍以上もあるスズメバチに立ち向かっている姿を見つけました。これは振身行動と呼ぶそうです。協力して生き抜いている姿に感動しました。
城南区SNSにおいて動画を公開しています。
(参考)ニッコりん情報:Facebook
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
集団でスズメバチに挑む
ニホンミツバチの様子
暑くなるとニホンミツバチはよく水を飲むそうです。また、巣箱内の温度を下げる際に、水の気化熱を利用するそうです。暑くなると水を飲んだり打ち水をしたりと、私たちと似ていますね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
城南区SNSにおいて水を飲んでいるミツバチの様子の動画を公開しています。
(参考)ニッコりん情報:Facebook
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
水を飲んでいるミツバチの姿
ミツバチが好む花を「蜜源(みつげん)」と呼ぶそうです。城南区内の蜜源を探していたら、アリッサムの花から蜜や花粉を集めるミツバチを見つけました。身近に咲いている花も蜜源かもしれませんね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
城南区SNSにおいて動画でも公開しています。
(参考)ニッコりん情報:Facebook
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
アリッサムとミツバチ
一度外した巣版は巣として再利用出来ないそうですが、群を保護するために外した巣版から生まれたミツバチが無事に新しい巣に合流できたとNPO法人博多ミツバチプロジェクトから連絡がありました。1匹でも多くのミツバチを保護してもらえています。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
城南区SNSにおいて、巣板から出てくるミツバチの様子を動画でも公開しています。
(参考)ニッコりん情報:Facebook
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
保護した巣板から生まれたミツバチ
NPO法人博多ミツバチプロジェクトでは、福岡市内産間伐材をミツバチの巣箱に活用しているそうです。ニホンミツバチを育てることが市内の森林保全にも一役買っているんですね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
(参考)FukuokaGreenNext福岡市公式ホームページ
福岡市内産間伐材を使用したニホンミツバチの巣箱