日本で良く見かけるミツバチはニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類です。見分け方をNPO博多ミツバチプロジェクトに伺いました。
ニホンミツバチの方が黒味が多く、身体が少し小さいそうです。セイヨウミツバチは黄色味が多いそうです。
羽の模様(翅脈しみゃく)や羽音にも違いがあるそうですよ。
とても似ているのに、ちゃんと違いもあるなんて、面白いですね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
ニホンミツバチとセイヨウミツバチの見分け方
毎年春から夏にかけて、軒下や樹木などで写真のようなミツバチの群れを見ることがありますが、これはミツバチの「分蜂(ぶんぽう)」です。慌てずに見守ってください。
見守ることができない場合は、城南区生活環境課 092-833-4087 までご相談ください。ミツバチは受粉や蜂蜜の生産など有益に働く生き物であり、またニホンミツバチの生息数が減少していることから、可能であれば養蜂団体が捕獲し活用します。養蜂団体がミツバチを捕獲することで、家屋などに巣が作られないよう予防でき、環境活動や蜂蜜作りなどに活用することができます。
事前に写真を提供を頂ける場合は、メール(seikatsukankyo.JWO@city.fukuoka.lg.jp)へデータ送信をお願いいたします。
なお、壁の内側や配管の中、屋根裏、木の洞(うろ)などに集まっているミツバチや巣には対応できません。
ミツバチの巣に新しい女王蜂が生まれると、古い女王蜂は約半数の働き蜂とともに、新しい巣を作る場所を求めて出ていきます。これを分蜂と言います。その引越しの途中、樹木や道路、軒下など様々な場所に集まり、群れていることがありますが、数時間から数日で飛び立ちます。また、ミツバチはおとなしく、むやみに近づいたり殺虫剤を掛けるなどして刺激しなければ、刺されることはほどんどありません。
区生活環境課職員がミツバチの群れを現地で確認し、養蜂団体へ連絡します。養蜂団体が捕獲可能と判断した場合は捕獲します。捕獲不可能と判断された場合は、分蜂中のミツバチはおとなしいので群れが飛び立つまで静観するか、どうしても駆除の必要があればミツバチが集まっている土地等管理者が業者へ依頼することになります。
令和6年3月7日時点で、17件の分蜂、8件の巣の相談があり、11件捕獲成功しました。ご協力ありがとうございます。
No. | 受付日 | 場所 | 対応等 |
---|---|---|---|
1 | 4月10日 | 電柱上部 | 捕獲不可能と判断しました。 |
2 | 4月11日 | 街路樹上部 | 養蜂団体到着前に飛び去りました。 |
3 | 4月13日 | 庭木 | セイヨウミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
4 | 4月18日 | 樹木の支柱 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
5 | 4月19日 | 街路樹の洞(うろ) | 捕獲不可能と判断しました。 |
6 | 4月19日 | 庭木 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
7 | 4月20日 | 住宅の壁の内側 | 捕獲不可能と判断しました。 |
8 | 4月21日 | ビル1階外壁 | セイヨウミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
9 | 4月27日 | 庭木 | 養蜂団体到着前に飛び去りました。 |
10 | 4月27日 | ビル1階軒下 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
11 | 5月1日 | 街路樹 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
12 | 5月2日 | 緑道の樹木 | 養蜂団体到着前に飛び去りました。 |
13 | 5月10日 | 庭木 | セイヨウミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
14 | 5月10日 | 施設内樹木 | セイヨウミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
15 | 5月11日 | 道路上 | 捕獲不可能と判断しました。 |
16 | 5月11日 | 庭木 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
17 | 5月29日 | 庭木 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
18 | 6月7日 | 庭木 | 養蜂団体到着前に飛び去りました。 |
19 | 6月17日 | 倉庫の軒天(のきてん)下 | ニホンミツバチの捕獲に成功し、飼育を開始しました。 |
20 | 6月23日 | 校庭の木の洞 | 捕獲不可能と判断しました。 |
21 | 7月11日 | 施設内樹木の洞 | 捕獲不可能と判断しました。 |
22 | 9月29日 | 施設入口付近 | 分蜂ではないと判断しました。 |
23 | 10月30日 | 建物3階軒天下 | 捕獲不可能と判断しました。 |
24 | 11月14日 | 建物3階軒ベランダ上部 | 春捕獲予定。 |
25 | 11月22日 | 街路樹上部 | 捕獲不可能と判断しました。 |
捕獲成功例
職員が分蜂を素手で触っている様子
養蜂団体が分蜂を捕獲している様子
ビル1階軒下に付いた分蜂
樹木の支柱に付いた分蜂
ビル1階外壁に付いた分蜂
倉庫の軒天下にできた開放巣
捕獲不可能だった例
ミツバチに関するプチ情報は、「#NPO法人博多ミツバチプロジェクトに聞きました」を付けて、SNSでも公開しています。
(参考)ニッコりんのつぶやき:X
(参考)ニッコりん情報:Facebook
NPO博多ミツバチプロジェクトにニホンミツバチの冬の様子について伺いました。
ニホンミツバチは巣箱の中で寄せ集まって温めあいながら寒い冬を乗り越えるそうです。
保護されたニホンミツバチも写真のように身を寄せ合って過ごしていました。
立春が過ぎ、これから暖かくなって元気に活動する姿を見るのが楽しみですね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
巣箱の中で身を寄せ合って寒さをしのぐニホンミツバチの様子
NPO法人博多ミツバチプロジェクトにNPO法人を立ち上げたきっかけを聞きました。
2018年から博多駅からほど近い都市部で養蜂を始めたところ、訪れる虫や鳥の種類が増え、植物の実りが格段に多くなったそうです。
豊かになる庭を目の当たりにして、生物多様性、自然・環境問題、食育、健康などについてニホンミツバチを軸とした学びの場を多くの人に提供したい思いからNPO法人を立ち上げたそうです。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
養蜂場で多く実が生っている植物の様子
先月、NPO法人博多ミツバチプロジェクトの採蜜体験に伺いました。
ニホンミツバチ一匹一匹が集めた蜂蜜。一匹が一生かけて集める蜂蜜はティースプーン一杯と聞いて、申し訳ない気分になりながら、ありがたくいただきました。口に入れた途端に複雑な花の香りが広がり、貴重な体験ができました。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
採蜜の様子
秋は巣箱から蜂蜜を取る、採蜜の季節です。
様々な花の蜜を集めるニホンミツバチが作る蜂蜜は、百花蜜と呼ばれており、採取する場所や時期によって味が香りが異なります。
写真はNPO法人博多ミツバチプロジェクトで行われた今年の採蜜の様子です。
蜂蜜がキラキラして綺麗ですね。
NPO法人博多ミツバチプロジェクトの公式ホームページには、他にもたくさん採蜜の写真が掲載されています。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
今年の採蜜の様子
NPO法人博多ミツバチプロジェクトが「福岡市動植物園だより VOL.131 令和5年秋冬号」内の「植物園トピックス(p.11)」に掲載されました。
詳細は、福岡市動植物園だよりは福岡市動植物園公式ホームページををご覧ください。
(参考)福岡市動植物園だより(福岡市動植物園公式ホームページ内)
10月7日に開催された「環境フェスティバルふくおか2023」では、トークセッション「日本ミツバチから見える世界」等にNPO法人博多ミツバチプロジェクトが参加されたそうです。
当日の様子はNPO法人博多ミツバチプロジェクトの公式ホームページをご覧ください。
(参考)ブースやステージイベントの様子(NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ内)
(参考)採蜜体験ツアーの様子(NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ内)
外でミツバチを見つけても、慌てなくて大丈夫!
ミツバチは、蜜や花粉集めを一生懸命しているので、誰かを刺すことはほとんどないそうです。
でも、慌てて手で払うと、攻撃されたと勘違いして刺されることがあります。
ミツバチを見かけたら、慌てずゆっくりその場を離れるか、観察したい場合はそーっと見守ってみてください。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
シロツメクサとミツバチ
六角形がきれいに並んだミツバチの巣は、まるで3Dプリンタで作ったようですね。
この「ハニカム構造」は、少ない材料で高い強度を生み出すそうです。
六角形を探してみたら、城南区役所の屋外タイルや、「ミツバチの里」のある福岡市植物園のボタニカルライフスクエア天井にも見つけました。
設計図もないのに精緻なハニカム構造を作るミツバチってすごいですね!
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
(参考)ボタニカルライフスクエア 公益財団法人 福岡市緑のまちづくり協会公式ホームページ
ミツバチの巣
城南区役所 屋外タイル
ボタニカルライフスクエア 天井
保護されたニホンミツバチが、一生懸命羽を動かしていました。
こうやって巣箱の中を涼しくしているそうです。
1匹1匹の風は小さくても、みんなで協力して涼しくしているんですね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
風を送るニホンミツバチ
8月3日は、ハチミツの日です。
NPO法人博多ミツバチプロジェクトが採蜜したフレッシュな蜂蜜を食べたニッコりん。「とっても美味しい!」と言っていました。ミツバチに感謝ですね。
(参考)NPO法人博多ミツバチプロジェクト公式ホームページ
採蜜したニッコりん