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更新日: 2020年11月12日

カビの発生を防ごう

はじめに

 夏に高温多湿となる日本では、昔から風通しのよい木造の家が造られてきました。このような造りの家では、カビの発生も少ないものです。


 しかしながら、コンクリートやアルミサッシを多用した最近の住宅は密閉性が高く、さらに石油ファンヒーターや加湿器等の水蒸気を出す空調設備の普及により、カビの発生が季節を問わず多くなってきました。


 また、カビやカビをエサに増えるダニはシックハウス症候群の原因の一つともなっています。
 そこで、住まいのカビ対策について考えてみましょう。




1.カビとは

  • 真菌類と呼ばれ、キノコや酵母もカビの仲間
  • 世界に7万種あり、住宅には約60種程度が存在
  • 30億年前から地球に存在

クロカビの画像


2.カビのもたらす害

  • 病気
    • ・ 皮膚への感染(水虫,しらくも等) 
    • ・ アレルギー疾患(ぜんそく、鼻炎) 
    • ・ カビ毒(マイコトキシン)による中毒症
  • 食品
    • ・ 味、におい、色などの変質(腐敗)
  • 衣類、皮革製品、住宅建材等
    • ・ 汚れ、劣化、腐食

 


3.カビはなぜ増える?

(1)カビの増える条件

  • 温度・湿度
    • ・ 温度20℃を超えると活発になり、28℃付近で最もよく繁殖 
    • ・ 水分、湿気を好む
      (相対湿度80%以上で爆発的に増殖することも)
  • 栄養源
    • ・ ゴミ、垢(あか)、汚れ、接着剤、塗料等
  • 空気
    • ・ 酸素が必要。また、空気のよどんだ所は湿度がこもりやすくカビが生えやすい。



(2)カビの増えやすい環境

家の中でカビの増えやすい場所やその理由を紹介します。


  • 浴室
    • ・ 高温多湿になりやすい 
    • ・ 垢(あか)、石けんカスなどが栄養となる
  • 洗面所・トイレ
    • ・ 飛散した汚水などが栄養となる
  • 畳・カーペット
    • ・ 食べカスや飲みこぼしが栄養となる
  • 押入れ・クローゼットなど
    • ・ 風通しが悪いうえ、汗を含んだ布団や結露などにより湿度が高くなりやすい
  • 電化製品
    • ・ 冷蔵庫のパッキン、エアコンのフィルターや加湿器のタンク等 
    • ・ 食品やホコリなど汚れが付きやすい 
    • ・ 清掃頻度が低い
  • 台所
    • ・ 水や火を扱うので湿度・温度が高くなる 
    • ・ 調理の後の食品くずなどが栄養となる

  




4.カビ増殖のメカニズムを知り、カビの発生を防ごう。

カビは汚れていて湿気の多い場所で生えやすい


そのため

掃除」と「換気」で「栄養源」「湿度」をコントロール


それによって

カビ発生をコントロール





 問い合わせ先

部署 : 東区保健福祉センター衛生課環境係
住所 : 福岡市東区箱崎2丁目54の27
電話番号 : 092-645-1112
FAX番号 : 092-645-1114
E-mail: eisei.HIWO@city.fukuoka.lg.jp