浄土宗鎮西派の善導寺は、浄土宗の祖である法然上人の跡を継いだ鎮西聖光上人によって建暦年間(1211ー1213)に建立されました。善導寺縁起によると、聖光上人が豊前彦山で念仏勧行中、唐僧で中国浄土門の開祖である善導大師が博多へ着く夢をみます。しかも英彦山座主の蔵慶にも同じ夢告のあったことから二人で博多津へと急ぎ、やがて松原樹下に善導大師像を見出しました。この善導大師像をお祀りするために善導寺は創建されたということです。
創建当初は「善導寺」という名ではなく、聖光上人による百日間の説法が行われたことから「博多談義所」と呼ばれました。
住所:福岡市博多区中呉服町6-24(アクセス:地下鉄「呉服町駅」から徒歩2分)