開創以前の本岳寺は、祇園町(当時の矢倉門)にあり、聖福寺の末寺に属する禅宗の「本覚寺」というお寺で、「西昌」という僧が住持していました。この西昌はとても囲碁が強いと評判で、明応5年(1496)8月、京都より法華宗の日因上人が博多に赴き、直談の上、お寺を賭けての碁を囲む事になりました。これに日因上人が勝利を収めたため、西昌は約束通りお寺を譲ったのです。日因上人はお寺を日蓮宗に改宗、山号を先住の名をとって「西昌山」、本覚寺から「本岳寺」に変えたと伝えられています。本堂は大正年間(1912〜1926)に最上稲荷堂とあわせて建立されました。
住所:福岡市博多区上呉服町14-21(アクセス:地下鉄「呉服町駅」徒歩4分)
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