このページは、福岡市政だより中央区版において連載された、区の魅力を発信するコラム「ぶらり散歩」の記事を掲載しています。名称や内容等は掲載時のものです。
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かつてこの地に薬草園があり、薬を与え治療を施す施薬院が建っていたことから『薬院』の地名がついたといわれています。地下鉄薬院駅のシンボルマークは、薬を作る際の乳鉢と乳棒を組み合わせたデザインです。
西鉄薬院駅ビル北口には、障がい者施設で作られた商品が購入できる「ときめきショップ」があります。
店内には、約60カ所の施設から持ち込まれた絵画やポストカード、アクセサリーなどの雑貨やコーヒー豆、乾物など、1000点を超える商品がそろっています。
中でも人気なのは、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子です。計量や生地づくり、梱包、スケジュール管理など、それぞれの障がいの程度に応じて担う役割を分担して作られています。
同店では、出品する施設に対し、売上ランキングや商品に関する要望を伝えるほか、商品包装に関するアドバイス等をしており、障がい者施設を利用する人が働く喜びを感じ、社会とのつながりの中で自分らしく生活できるようサポートしています。
お気に入りの商品を見つけたら、完成するまでの工程に思いを巡らせてみませんか。
絵画(2万円)。タイトルは「最強のトラ」
焼き菓子(80円~350円)
(市政だより中央区版 令和5(2023)年10月15日号に掲載されました)