現在位置:福岡市ホームの中の創業・産業・ビジネスの中の公共工事・技術情報の中の公共工事の技術管理関連から施工管理の適正化
更新日: 2010年6月1日

施工管理の適正化


施工に際して,設計思想や施工上の留意点を明確にし,工事現場において発生する諸問題に対し迅速な対応を図ることにより,安全と品質を確保したうえで,適切な工程管理を行うなど,施工品質の向上を図るための取り組みを行っています。



(1)三者協議会

三者協議会とは,発注者と施工者にて通常行われている協議の場に,設計者(コンサルタント等)を加えることで,設計思想及び設計・施工条件や施工上の留意点などの確実な伝達を行い,工事目的物の品質確保及び円滑な工事の実施を目的とした工事実施段階における取り組みです。


【実施時期】

平成21年4月1日より


【実施方法】

「工事実施段階における三者協議会実施要綱」による

三者協議会


リンク



(2)ワンデーレスポンス(-現場を待たせない迅速な対応-)

ワンデーレスポンスとは,施工者からの協議・質問に対し,迅速な対応を行うことで,工事現場の「手待ち」をなくし,安全で効率的(時間的・経済的)な施工の実現を目指すための取り組みです。


【対象工事】

本市発注の全ての工事


【実施時期】

平成21年2月1日より


【実施方法】

  • 1 監督員は,施工者からの協議・質問について,基本的に「その日のうち(24時間以内)」に回答します。
  • 2 監督員による回答ができない場合には,速やかに上司等に相談し,回答します。
  • 3「その日のうちに」に回答することが困難な場合(例:対外協議,現地調査,構造計算等が必要な場合),施工者に「回答期限」を「その日のうち」に回答します。
  • 4 監督員が不在の場合は,総括監督員等が対応するなど,組織体制に即した方法によりワンデーレスポンスを実施します。

ワンデーレスポンスのイメージ画像



(3)施工体制確認の強化

建設業法等に基づき,施工体制の適正化を図ることで,公共工事への不良不適格業者の介入の防止や下請契約の適正化など,建設工事の適正な施工を確保するための取り組みです。


【実施時期】

平成21年12月1日より


【実施方法】

  1. 施工体制台帳は,他の書類とは別冊とし,記載事項や添付書類に漏れが無いかチェックリストにより確認します。
  2. 抜き打ちで,現場施工が施工体制台帳等に記載された内容と相違ないか確認します。又,一括下請けに関する点検を強化して行います。
  3. 下請契約金額などの記載を義務づけた施工体系図を全ての工事に義務づけ,より正確な施工体制の把握を行います。


(4)設計変更ガイドライン

工事の設計変更を行う場合の留意事項や手続きの流れ,事例などを示すことで,発注者と施工者との意志の疎通を円滑にし,事務処理の適正化及び迅速化を図ります。


【実施時期】

平成22年4月1日より


【実施方法】

福岡市設計変更ガイドライン(土木工事編/建築・設備工事編)



リンク