CALS/ECとは,「公共事業支援統合情報システム」の略称であり,公共事業の各段階で発生する各種情報を電子化してコスト縮減,品質向上,事務の効率化等公共事業全体のIT化を目指すための取り組みです。
本市では,平成15年に電子市役所構築の一環として,「福岡市 CALS/EC 整備基本構想」を策定し,公共事業関連業務のIT化に向けた取り組みを行っています。
CALS/ECの一環として,下記の業務を電子納品の対象としています。
土木 | 設計 | 土木工事に係る測量、調査及び設計の全ての委託業務 |
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工事 | 土木工事のうち一般土木、舗装、造園、港湾土木、P・C、管2種で、設計金額が7,000万円以上の工事 | |
建設・設備 | 設計 | 建築設計、構造計算、建築積算、設備設計、設備積算、測量、地質調査の全ての委託業務 |
工事 | 建築工事で設計金額が2,000万円以上の工事 電機、管、機械の工事で設計金額が1,500万円以上の工事または、建築、電機、管、機械工事で設計金額が250万円以上かつ発注課で電子納品が必要と判断した工事 |
GISとは,地理情報システムの略称で,今後,各種行政計画の策定をはじめとする社会経済活動の広範な分野において諸活動の効率化,迅速化,確実化,機能の充実,コストの削減等多様な効果が得られるものとして,極めて大きな役割を果たすものと期待されています。
本市においては,現在,「福岡市統合型GIS」が稼働しており,庁内における情報の連携や統一的な運用など, GISの更なる活用に向けた検討を行っています。
GIS=GeographicInformation System:地図の図形情報(建物や道路などの基本的な地物の位置や形状を表す幾何学的なデータ)と,様々な属性情報(建物などの地物が持つ名前や大きさ等のデータ)を,コンピュータを用いて統一的に管理することで,様々な形で表示したり,集計・解析したりすることのできる情報システム