現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の国際交流・国際貢献から姉妹都市締結の経緯|福岡市・ニュージーランド オークランド市 姉妹都市30周年記念
更新日: 2016年8月19日
ニュージーランド・オークランド市姉妹都市締結30周年記念展


姉妹都市締結の経緯

海に開かれた都市どうしの交流

【写真説明】姉妹都市・オークランド市/姉妹港締結式(1979年)

オークランド市はニュージーランドの北島に位置するニュージーランド最大の都市で、商業や貿易の中心地です。港に面し、湾内に多数のヨットが浮かぶ風景が有名であることから、City of Sails(帆の町)との愛称で呼ばれています。

福岡市制施行90周年、博多港開港80周年の記念すべき年である1979年に、博多港とオークランド港は姉妹港となり、これを契機として、ラグビーやヨットをはじめとするスポーツ交流や文化交流など、市民レベルの交流が活発になりました。


4番目の姉妹都市が誕生

【写真説明】姉妹都市締結調印式が行われたタウンホール

市民の様々な分野での交流の深まりから、両都市の関係をより深めようという機運が高まり、1986年6月24日に福岡市の4番目の姉妹都市が誕生しました。オークランド市は、福岡市の姉妹都市の中では、唯一、南半球にあります。


調印式はオークランド・タウンホールの2階の市議会会議場で行われ、日本の鯉のぼりや両国国旗が掲揚され、マオリ式の儀礼に則り、両市の調印が交わされました。オークランド市側からは、ティザード市長、アンダーソン市管理者が、福岡市側からは、進藤一馬市長、山崎広太郎市議会議長がそれぞれ提携書に署名を行い、両市の友好を誓いました。友好の記念として、オークランド市からはマオリのカヌーが、福岡市からは博多人形がそれぞれ贈られました。

【写真説明】調印する進藤市長(左)とティザート市長(右)(1986年)

オークランド市では、「ジャパン・ウイーク」として、5日間、貿易フェアや文化交流イベントが開催され、約40名の経済代表団や約160名の文化訪問団など、総勢400名の大訪問団が、オークランド市を訪問し、活発に市民交流を行いました。特に、しゃもじを持って、オークランド市内中心部のメインストリートを練り歩いた博多どんたく隊は、多くのオークランド市民の目を引き付けました。


交流の歴史

【写真説明】オークランド市内の目抜き通りを走る山笠(1988年)

姉妹都市締結後、両市民の交流は、ラグビーやヨットなどのスポーツ交流をはじめオーケストラによる音楽交流、姉妹校交流など、幅広い分野で活発に行われてきました。1989年のアジア太平洋博覧会(よかトピア)では、パビリオンの中で最大の、ニュージーランド・パビリオンが出展され、ラグビー「オールブラックス」の紹介、羊ショーやニュージーランドのキウイワイン、ラム肉などの販売など、様々なイベントが好評を博しました。また、この年に福岡市とオークランド市を結ぶ太平洋縦断ヨットレースも、博多港開港90周年を記念し、初開催されました。

その後、両市は、市長をトップとする大規模な市民訪問団を相互に派遣したり、10年ごとの周年事業でもスポーツ、文化交流などを重ねてきました。


出展元:ニュージーランド政府観光局HP(Copyright Tourism New Zealand)・オークランド観光・イベント・経済開発局(ATEED)