消費生活センターでは,悪質商法に限らず,暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則,毎週月曜日の朝刊へ掲載)
【事例】「大手宅配業者からスマートフォンに『お荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。配送物は下記よりご確認ください』というショートメッセージが届いた。紙の連絡票ではなく、メールで来るのは不審」
宅配便の不在通知を装ったショートメッセージが送られてきたという相談が増えています。記載されているURLをクリックすると宅配業者の偽サイトに誘導され、そこで再配達アプリのインストールや会員登録を促されます。指示に従ってしまうと端末の情報を盗まれたり、遠隔操作をされたりする恐れがあるので注意が必要です。偽サイトには、宅配業者のテレビCMに起用されている俳優のイメージ画像も表示されており、一見しただけでは本物のサイトと見分けがつかないほど巧妙に作られています。ショートメールで届く不在通知から誘導されたサイトは信用せず、改めて宅配業者の電話番号を調べ、直接問合せをしましょう。
偽アプリをインストールしてしまった場合は、速やかに削除しましょう。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページに、具体的なアンインストールの方法など対処法が画像で分かりやすく紹介されているので、参考にしてください。
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