暮らしのヒント

消費生活センターでは，悪質商法に限らず，暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
（原則，毎週月曜日の朝刊へ掲載）

災害に便乗した手口に注意（平成30年7月23日掲載）

　自然災害を口実にした便乗商法や不審な電話などの事例が報告されています。トラブル事例を知り、被害を未然に防ぎましょう。

事例

【事例１】「『台風の被害を受けていませんか』と言って業者が来訪した。このところの自然災害に不安を感じていたので点検をしてもらうと、『このままだと雨漏りする。火災保険を利用すれば無料で屋根の工事ができる。手続きは当方でする』と強く勧められ契約した」

解説

　『保険金が使える』と言われても、契約内容や被害状況によって補償対象は異なり、請求した保険金が支払われないこともあります。自然災害で住宅に被害が出たときは、ご自身で加入している保険会社に問い合わせてください。訪問販売で契約した場合は、契約書を受け取った日から８日以内ならクーリングオフできます。

事例

【事例２】「『大雨で住所記載部分がぬれて読めず、荷物を届けられない』と住所を尋ねる電話が大手通販業者からあったので答えた。よく考えると通販会社には住所を登録しており、分からないというのはおかしい」

解説

　個人情報の入手が目的の電話と思われます。電話は相手が見えません。個人情報を尋ねられても、安易に伝えないよう十分気を付けてください。

お問い合わせ先

部署：市民局 生活安全部 消費生活センター
住所：福岡市中央区舞鶴２丁目５の１
電話番号：（相談専用電話）092-781-0999　　（事務室）092-712-2929
ＦＡＸ番号：092-712-2765
E-mail：shohiseikatsu.CAB@city.fukuoka.lg.jp
インターネット消費生活相談：https://ssl.city.fukuoka.lg.jp/shohiseikatsu-soudan/