消費生活センターでは,悪質商法に限らず,暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則,毎週月曜日の朝刊へ掲載)
【事例1】「テレビショッピングで注文したラジオが届いた。早速電源を入れて聞いてみると、音があまり良くない。返品を申し出たが、『通電後は返品できない』と言われた」
【事例2】「テレビショッピングで羽毛布団を購入。思ったより薄いので苦情の電話をしたら『サイズや重量は広告通り』と言われた」
自宅で手軽に買い物ができるテレビショッピングはとても便利ですが、事例のように、商品が思っていた物と違ったり、返品できなかったりといった相談が多く寄せられています。
テレビショッピングなどの通信販売にはクーリングオフの制度がなく、事業者が表示している特約に従うことになりますが、「返品不可」や、返品できるとしても「開封後は不可」「使用後は返品できない」などの条件が付くこともあります。「通電後は不可」とあれば、例えば掃除機なら、掃除に使っていなくても、スイッチを入れただけで返品できなくなります。
テレビの画面では、返品条件などの表示時間が短く、分かりにくいことがあります。「残りわずか」といった言葉にあおられがちですが、商品のイメージだけで判断せず、素材やサイズなどの商品情報、商品の使い方、返品の可否や条件をよく確認してから注文しましょう。
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