福岡市では、国籍や年齢、性の違い、障がいの有無などに関わらず、誰もがすべての人への思いやりを持ち、多様性を認め合いながら、いきいきと輝くまちをめざしています。
この度、LGBTQをはじめとする性的マイノリティの当事者やその家族等が抱える課題解決を図るために、性的マイノリティに関する支援方針を策定しました。
平成30年度から、この支援方針に基づいて、性的マイノリティ支援の充実に取り組みます。
性的マイノリティ当事者やその家族等が抱える課題解決のためには、その支援の姿勢を明確に示し、具体的な支援を行うとともに社会的理解の促進を図ることが重要であることから、その基本的な考え方及び具体的な取組みを示すもの
市民が性的指向や性自認に関する正しい理解と認識を深め、性的マイノリティを「身近な存在」、「多様な存在」として認識し、お互いを尊重し合いながら、多様性を認め合う共生社会の実現を目指すもの
性的マイノリティ当事者やその家族等に対する支援事業と、市民や企業等に対する教育・啓発事業を2つの柱として実施
詳細は、性的マイノリティ支援方針をご覧ください
性的マイノリティ(性的指向または性自認について少数派であると認められる方)の総称の一つで、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)、クエスチョニング・クィア(Q)の頭文字をまとめたものです。
性別不合:WHO(世界保健機関)は、「身体的性別と性自認の不一致は障がいではない」とし、「性同一性障害」を精神疾患リストから外し、「性別不合」という表現に変更しています。
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの他にも、アセクシュアル(無性愛者)やアロマンティック(他者に対して恋愛感情が湧かない人)、Xジェンダー・ノンバイナリー(性自認が男性・女性二分できない人)など、様々な人がいます。
これらは、個人の趣味や一過性のものではなく、本人の意思で変えられるものではありません。
各種調査によると、性的マイノリティは日本の人口の約10%とも言われています。
社会の「当たり前」によって困難を抱えている当事者やそのご家族など、身の回りにいるかもしれません。まずは、一人ひとりが正しい知識と理解を深めることが、誰もが自分らしくいきいきと輝ける社会の実現の大きな一歩となります。