昭和50年9月6日生
谷(旧姓:田村)亮子氏は,小学校2年生から東福岡柔道教室で柔道を始め,平成2年,福岡市立城香中学校在校時に,本市の代表的な国際スポーツ大会である福岡国際女子柔道選手権大会で優勝されました。この優勝を皮切りに,同大会では11連覇を含む12回の優勝,全日本女子柔道選抜体重別選手権大会では11連覇を含む13回の優勝,さらに,世界柔道選手権大会では6連覇を達成し,自身の連覇記録,連勝記録を塗り替えられています。
また,オリンピックでの活躍もめざましく,平成4年のバルセロナオリンピックでは,高校生で初出場を果たし,銀メダルを獲得されました。期待された平成8年のアトランタオリンピックでは銀メダルにとどまりましたが,再起をかけて出場した平成12年のシドニーオリンピックでは金メダルを獲得,そして,平成16年のアテネオリンピックでも国民の大きな期待を担いながら,並外れた努力と精神力で2大会連続の金メダルを獲得するという快挙を成し遂げ,広く国民に勇気と感動を与えました。
同氏は,女子柔道や日本柔道界の普及発展に大きな役割を果たしただけでなく,青少年の健全育成や地元福岡の知名度向上にも貢献されています。