大正11年9月28日生(平成16年1月9日逝去)
桑原敬一氏は,昭和60年1月より福岡市助役として進藤市長を支えた後,昭和61年12月、第29代福岡市長に就任されて以来3期12年にわたり,市民の豊かな暮らしを支える生活基盤や都市基盤の整備並びに都市の活力を生み出す都市機能の充実に努められ,福岡市を地方中枢都市として,また,国際都市として名実ともにその機能を高め,本市の振興・発展に尽されました。
また、古来より交流の深いアジアにいち早く目を向け,「海に開かれたアジアの交流拠点都市づくり」という理念のもと,ハード,ソフト両面にわたるまちづくりを積極的に推進しました。
さらに、全国市長会会長として,地方が抱える様々な問題の解決に積極的に取り組み,特に地方分権推進法の早期制定に貢献されました。また、同法成立後は,地方分権推進委員会委員として,国政,県政,市政すべてに通じた立場から,豊富な経験を生かしながら地方分権の確立に向け尽力されました。