昭和15年5月20日生
王貞治氏は,昭和34年に読売ジャイアンツに入団されて以来,プロ野球界を代表する選手として,13年連続を含む通算15回の本塁打王の獲得や,55本の年間最多本塁打記録の樹立など,数々の輝かしい記録を打ち立て,昭和52年には通算本塁打756本の世界記録を達成し,国民栄誉賞(第1号)を受賞されました。そして,昭和55年,通算本塁打868本の世界記録を最後に現役生活を終えられました。
「世界の王」と称賛され,日本プロ野球の至宝と言われる同氏は,平成7年から福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)の監督としてチームを率い,リーグ一の人気球団に成長させ,3度のリーグ優勝,2度の日本一に導くなど,福岡市民はもとより,全国のホークスファンに夢と感動を与えてくれました。
また,同氏の率いるこの福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)は,年間観客動員数が300万人を超え,名実ともに市民に愛され親しまれる球団として,福岡のまちに活気と活力を生み出すなど,「元気都市・福岡」を象徴していると言えます。
さらに,同氏は,平成4年にハンク・アーロン氏とともに,正しい野球を全世界に普及・発展させ,世界の青少年に友情と親善の和を広げようとの趣旨で,世界少年野球大会の開催を提唱し,財団法人世界少年野球推進財団を設立するなど,国際親善活動や青少年の健全育成にも尽力されています。