質問

クリプトスポリジウムについて知りたい

回答

　クリプトスポリジウムとは、哺乳動物の腸に寄生する原虫の一種で、感染すると下痢を起こします。
　クリプトスポリジウムは丈夫な「殻」に包まれた状態で環境水中に存在し、汚染された食べ物や水を人が摂取することで感染します。水道水の消毒に用いられている塩素に対して強い抵抗性を持っていますが、熱には弱く、１分間煮沸すれば原虫は死滅します。また、感染しても免疫機能が正常であれば、数日から２～３週間で自然に治癒します。

　厚生労働省の「水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針」に基づき、水道局ではろ過池出口の濁度を0.1度以下に維持する等、浄水処理を徹底するとともに、原水・浄水についてクリプトスポリジウム試験を定期的に行っています。

　これまで福岡市の水道水からクリプトスポリジウムが検出されたことはありません。

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