2024年11月21日から23日の3日間、台湾台北市のTaipei Expo Domeで開催されたアジア最大級のスタートアップイベント「Meet Taipei 2024」に、福岡市とFukuoka Growth Next、福岡市発のスタートアップ株式会社OneAIが出展しました。本イベントには、55,000人が来場し、スタートアップ企業の展示、ピッチイベント、投資家とのマッチングセッション、そして国際的なネットワーキングなど多彩なプログラムが展開されました。
「Meet Taipei」は、台湾を代表するスタートアップイベントで、AIやディープテック、国際発展に焦点を当て、台湾のスタートアップエコシステムを国際的に強化することを目的としています。本年のテーマは「Taiwan+1」で、台湾と世界市場との連携強化を示すコンセプトで、参加者が新しいビジネスチャンスや協力の可能性を見つけるための場となりました。
福岡市はインキュベーション施設「Fukuoka Growth Next」、福岡市のスタートアップ株式会社OneAI(注)とともに「グローバル・パビリオン」にブースを設置し、市が推進するスタートアップ支援の取り組みや、海外スタートアップのワンストップ支援窓口であるGlobal Business Supportの活動内容を紹介しました。訪問者の多くは日本に対する関心が高く、日本語を学ぶ学生や福岡での起業を検討している方々が多く見受けられました。特にスタートアップビザや支援メニュー、Fukuoka Growth Nextの入居者向けプログラムに関する質問が多く、具体的な相談も数多く寄せられました。
また、イベントには、日本をはじめ韓国、マレーシア、シンガポール、フランス、アメリカなど約100のグローバルスタートアップが参加しており、他の出展者との情報交換や連携の機会を持つことができました。
福岡市の出展は、日本と台湾、さらにはアジア全体でのスタートアップエコシステムの連携強化に寄与するものとなりました。特に福岡市の支援プログラムや魅力的なビジネス環境に関する情報を発信することで、海外のスタートアップに福岡での創業を検討してもらうきっかけを提供しました。
福岡市は今後も、国内外のスタートアップ企業や投資家との連携を深め、グローバルなスタートアップエコシステムの中でその役割の拡大を目指していきます。
(注)株式会社OneAI
特許技術を基にチャットクリエイティブと広告クリエイティブの生成を行い、動画や3Dメタバースへの応用を目指しており、成果報酬型チャットマーケティング「ChiChat」と広告クリエイティブ生成AI「OneDesign」を提供。