本事業は、戦後、急造の振興住宅地に変貌した本地区に、南部の副都心にふさわしい都市基盤の整備を図るため昭和47年に事業に着手しました。
都心部に近く、交通の便が良い本地区は、開発が急速に進み、このため日常生活にかかわる道路や下水道その他の公共施設の整備が遅れ、水害の常襲地帯ともなっていました。
こうした現況を改善するため、西鉄大橋駅のターミナル化や幹線道路の整備、商店街の移転など数々の計画が実現されました。また、福岡市が政令指定都市になり区制が施行されたことにともない、本地区内に南区役所を設置。これとあいまって保健所、警察署、市民センターその他の行政文化機能を集積するとともに、同時に施行された連続立体交差事業による西鉄大橋駅の移転高架化と商業地の整備が行われ、平成3年4月に本事業は完了しました。
人と車の共存が考慮された
駅前2号線モール
施行面積 | 約153.9ヘクタール |
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施行期間 | 昭和46年度~平成3年度 |
総事業費 | 約34,798,335千円 |
減歩率 | 公共減歩率 14.64% |